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カクカクサギの宅急便
南西の風によりnoteの天気は次第に快方に向かっております。
今宵は晴れ。
執筆に適した素晴らしい満月の夜になるでしょう。
ま、
カクカクサギには関係ないけど。
地中海に面した町ってオシャレですよね。
すごく憧れます。
かく言う私の実家も、海辺とは言えませんが海が近かったです。
夏休みになると文庫本を持ってよく行ったもんですよ。
んで、行って後悔すると。
だって、かつての東京湾ってすっごく臭かったから読書どころじゃないの。
こんなオシャレと程遠い私でも、
海辺の町を舞台にした小説を考えたことがあります。
海辺の町に住む男は飽きもせず空と海の絵を描き続けていた。
ただ蒼と碧だけが躍るキャンパスに物足りなさを感じつつも、
そこに何を足せばいいのか分からず来る日も来る日も描き続けた。
ある日、海辺に白い大きな鳥が倒れていることに気付く。
それは鳥ではなく翼に怪我を負った天使だった。
美しいその姿に心奪われた男は、
いつか自分の蒼いキャンパスに彼女の姿を描きたいと思い、
傷が癒えるまで家に匿うこととする。
果たして、男の絵は完成するのだろうか。
この作品はアルタム・エンゼルという「魚」を見て思いつきました。
とても綺麗な魚です。
ぜひ、ググってください。
もちろん作品に登場する天使の名前はまんま「アルタム・エンゼル」です。
これに関しては描いたのが実家に置いてあると思います。
中学の時、40度を超える高熱にうなされながら描いたんですよね。
アルタム・エンゼルの「絵」を。。。
え?
小説は・・・?
そりゃぁだってあなた、カクカクサギですから。
執筆日和なnoteもそうですが、
書き入れ時の〇〇ルバにも修行中のカクカクサギがいますね。
いや、ツ〇〇ターみたいな
コミュニケーション中心のSNSの方が見付けやすいかな?
そう、カクカクサギの人っていっつも
「スランプでかけなぁ~~~い」
って言ってません?
おいおい、
ちょっと待て待て。
スランプとカクカクサギは別物ですよ。
そもそもスランプというのは、
普通に空を飛んで宅急便してたのに、
ある日突然それができなくなるような、
普段できていたことが何らかの理由でできなくなることを言うのです。
いっつも書いていないカクカクサギが、
何らかの理由で書けなくなったとしても、
それはただのカクカクサギです。
ええ、40過ぎてようやく自覚しました。
しかも何故か三か月にいっぺんぐらいのペースで
「スランプで書けないぃ~~」
が始まる。
もはや付き合ってしばらく経った恋人ですよ。
うざい。
ホントうざい。
こんなうざい私の作品を、
30年も待ってくれる友人に感謝の気持ちしかありません。
本当のスランプというのは人生を左右しかねません。
生きる術、生きる意味、生きる活力に大きく関わりますからね。
そんな物が年に4回も来られたら寿命がいくらあっても足りないです。
要はカクカクサギにとっては何でもいいんです。
どんな単語でも、響きでも、意味でもいいんです。
書かない、書けない、書ききれない理由になるなら何でも。
でも、
それでも、
もし本当にそれをスランプだと思うなら。
書きましょう。
書いて書いて書きまくりましょう。
スランプに陥ったらみんなやることは一緒です。
ひたすら「書く」のです。
書けないって思っても「書く」のです。
それでも書けなかったら?
まぁ書くのをやめたらいいんじゃないですかね。
きっとその時はスランプ終わってると思いますから。
スランプは終わって私たちの机の上には書けた原稿があるのだから。
スランプにならなかったら書けなかったかもしれない原稿達です。
ほら、そう考えたら今陥っているスランプも悪くないでしょ?
スランプは私たちの書きたいという気持ちが運んできてくれる、
一つの転機だと思うんです。
書ける人も、書けない人も、カクカクサギにも、
等しくやってくる転機なんです。
だからもがきましょう。
カクカクサギ特有の頻繁に訪れるスランプでも構いません。
もがき、書けばいいんですよ。
だって、その書く書く詐欺の被害者はあなた自身なのですから。
※この記事は私の個人的な独断と偏見で書かれております。
本当にスランプで悩まれている方もいるでしょう。
むしろ私の知っているクリエイターは
誰もが一度はスランプを経験されています。
仮にコンスタントに作品を出されている人がいたら、
それはそういう一面を見せない方なんだと思いますよ。