幼い子を持つ親へ 幼稚園でイジメられて傷ついている子どもに気づく方法
こんばんは、アドバイザーのこうたです。
いきなりですが、私は幼少期の頃から学生を卒業するまで、ずっとイジメられ体質でした。
誤解しないで読んでほしいのですが、『イジメはイジメられるほうにも問題がある』とよく議論になります。
イジメられていた私からしても、その質問にはイエスと答えます。
悪いのではありません。
イジメられる人は、イジメたくなるような特有のオーラを持っているからです。
そしてそのオーラは、自己改革しないと一生消えません。
とはいえ、親としては子どものイジメにいち早く気づきたいもの。
イジメは早期発見が肝要です。
今回は、多くの親御さんに読んでいただきたい内容です。
1.幼少期のイジメは女の子が特に危ない
イジメとは、悪意をもった行為のことを指します。
基本的に、幼少期に男の子が悪意をもってイジメることはそれほどありません。
きっかけは単純なもので、自己中心的な考えからイジメのような行動をしてしまったり、親の影響で真似や歪んだ考えから行ってしまったりする程度。
大人がきちんと話せば、大半はそれほど大事にはなりません(モンスターペアレントだとかなり厄介ですが)。
しかし、女の子はそうではありません。
女の子は早熟しているとよく言いますが、まさにその通り。
自分が目立ちたいのに、自分よりも可愛い子がいて気に食わない。
自分が上に立つために弱いものを虐げて他者を支配する。
親が「あの子可愛いね」なんて言うと、嫉妬しやすい子はすぐに行動してしまいます。
イジメをする心理の一つに、自分がイジメの対象になる前に他者をイジメるというものがあります。
それに似た心理で、自分が絶対であるために見せしめを作るわけです。
私が以前お世話になった保育園に、一際可愛い女の子がいました。
間違いなく将来美少女になるなと断言できる子です。
この子をAちゃんとします。
しかしすぐに気づきます。
誰とも遊ばず、新参者の先生である私にくっついてくるのです。
くっついてくるだけで主張はしないものの、私が話しかけるとAちゃんは一生懸命話してきます。
さすがにAちゃんだけと遊ぶわけにはいかなかったので、他の子の遊びに混ざるように誘導しました。
一応受け入れられるのですが、一人の女の子のあたりがキツイ。
すぐに分かりました。
このクラスのボスだと(ボス=Bちゃん)。
他の女の子とは普通に接しているのに、BちゃんはAちゃんにだけ言葉がキツイ。
しまいには物理的に突き飛ばしたほど。
新参者の私にすら毅然とした態度を貫くが、他の先生に対しては甘い声を出します。
上司に甘い声を出す厄介な女性社員みたいです。
子どもに対して言葉が悪くて申し訳ありませんが、女の子は幼少期から狡猾になれるのです。
2.イジメに気づくためには
まず、幼稚園の先生をアテにするのはやめましょう。
先に挙げた例ですが、先生たちは見て見ぬふりでした。
というのも、それほど悪質なイジメではなかったからです。
まあBちゃんがそれほどにうまかったとも言えます。
そして下手に先生が手を出すと悪化するリスクもあることから、目に見えて酷くならない限り関与しません。
そのため、親が気づいて先生と相談をする、という順序である必要があります。
そしてこの時期にイジメられ体質に気づけるかどうかが、その後の子どもの人生を大きく左右すると言っていいでしょう。
成長すればするほど、子どもの変化が分かりにくくなります。
しかし幼少期は、普段からきちんとコミュニケーションをとっていればそれほど難しくありません。
ではその気づき方ですが、簡単です。
普段との違いを見つけるだけ。
幼稚園の話をしなくなった
友達の名前が会話に登場しなくなった
幼稚園に行きたがらなくなった
笑顔が減った
口数が減った
夜うなされるようになった
急に泣くことが増えた
持ち物に傷や汚れが目立つようになった
共働きのご家庭は気をつけてください。
子どもは親の様子を伺って言動を考えることができますので、うまく隠そうとすることがあります。
疲れた姿を子どもに見せている親は注意。
3.イジメと無縁だった親は覚悟して
自己主張が苦手
いつも母親の後ろに隠れる
長男・長女で親族みんなが溺愛している
話すのが苦手
優しすぎる
こんなお子さんは注意してください。
いわゆるイジメの対象となるオーラを全開にしている子です。
どちらかと言えば、男の子の親は注意したほうがいいですね。
幼少期でイジメられることはなくても、小学生以降でイジメられる可能性があります。
イジメられる子って、人として良すぎるんです。
そしてイジメられながら成長すると、拗らせて人生を大きく変えてしまいます。
ここで拗らせずに大人になった人は、むしろ人として大きくなる傾向にあります。
そして女の子は、正義感が強い子に気をつけてください。
男の子は綺麗事を言っても笑われるだけで済みますが、女の子は敵を作ってしまいます。
男の子と女の子とではイジメの傾向が異なるので、ネットの記事や本などで一緒くたにしているものは参考にしないほうがいいですね。
ぶっちゃけ、イジメは回避が難しいです。
イジメられる前にイジメるのが、本当に正攻法だとすら思っています。
しかし一人でも味方がいれば、自殺まで追い込まれる可能性はグッと低くなります。
ただし、イジメられ体質から抜け出すのは親ではどうしようもありません。
きっかけは他者でも、自力が求められます。
親としては、イジメる側よりもイジメられる側のほうがいいと思うかもしれませんが、経験者からすると微妙なところです(これ、イジメられている子どもからすると、ふざけるなって話になるので、決して口にしてはいけません)。
私は今、学生時代(高校まで)を話したくないくらいにはトラウマです。
しかしその経験があるからこそ、仕事でも弱者の気持ちがある程度分かりますし、メンタルが強くなりました。
とにかくまずは子どもをよく観察してあげてください。
イジメを打ち明けない子どもが悪いのではなく、気づけない親が悪いと思うくらいの気持ちが必要です。