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「面白い」ってなんだろう?「私、今のままでいいのかな?」【読書記録】

こんにちは、産業カウンセラーを目指す社会人2年目の、やよいです。

今回は、森博嗣さんの著書「面白いとは何か?面白く生きるには?」を読んで考えたことを書きたいと思います**

私はこの本を読む前は、よりたくさんの人に記事を見てもらえ、共感してもらえるような「面白さ」のコツを手に入れるつもりでした。

一方で結果としては、そのような小手先のテクニックではなく、私の真の「面白さ」に近づくことができました。

この記事を有料にするかもすっごく迷いましたが、やっぱり私の信条に反する気がするので全部無料で心の内をお見せします。

この本について

この本は、「面白い」について色々な角度から分析し、それも踏まえて面白く生きるにはどうしたらいいのかについて考察した本です。

とはいっても、具体的に何かライフハックのようなものが書かれているわけではありません。

作者も冒頭でこのように述べています。

もし、「面白さ」とはこうだ、こういう手順で作れ、面白く生きるにはこうしなさい、面白く生きるにコツはこれだ、などと具体的に書かれているものがあったら、まずまちがいなく役に立たないだろう。それは、「面白さ」を見縊っているといえる。その程度の面白さは、僕は「面白い」とは思えない。

私も、この感性には深く共感します。

私も安易な言い切りをあまり好みません。それは、物事はそれぞれ一つ一つ過程を持ち、一言で語れるものはほとんどないと思っているからです。

今までの私の「面白さ」

今までの私の「面白さ」は、ブランディングにありました。

私には、特徴となる言葉があります。産業カウンセラーを目指し中のこと、社会人2年目なこと、精神的持病があること。などなど。

私のキャラクターをよく著した記事があるので、この章ではその記事から見る面白さについて紹介します。

一番スキ数が多かった記事です。初投稿で、なんと50です。(びっくり!)

その理由を考えてみました。(まだお読みで無い方は先に読んでいただけた方が、この後の文章をより楽しめると思います**)

キーワードは、①追体験 ②夢 ③応援 だと思いました。

ひとつずつ見ていきますね。

①追体験

追体験は、文を読んでいるときに自分のことのように感じられることです。
社会で生き辛さを感じた場合、あのような内容は追体験となり自分に重なったでしょう。

何かの感情が動いたという人もいそうな気がします。人は自分や誰かに優しく声をかけてあげたくなる生き物です。

②夢

そんな困難な体験をした人が夢を持って、人を助けたいと思っている。それは多くの人にとって美しく見えるものです。

③応援

私はまだカウンセラーになる途中です。
困難な背景を持っている、にもかかわらずそれを乗り越え夢に真っ直ぐ進もうとしている人を見て、人は心動かされ、応援したくなるのでしょう。

そんな美しいストーリーがあったから、あの記事は売れたのです。

だからこそ、本を読んで私は考えました。

このキャラを貫いていいのだろうか?

夢が叶ってしまったら、私は何者?

今の面白さは、テクニック的な仮の面白さなんじゃないか?

長きにわたって応援してくれる人は根付かないんじゃないか?

じゃあ、私の本当の面白さって、何…?

これからの「面白い私」

私は今まで自分の人となりを買ってもらいたいという発信をしてきました。でも掲載した記事以降はなかなか伸びなかった。

やはり思考というのは追体験にはなりづらく、人の心も動かしづらいんですよね。

①「よく考えたね」の面白さ

私の今まで書いていた文章は、天才的な発想というよりかは、苦労の見える「よく考えたね」の方でした。

「よく考えたね」という「面白さ」も、実は沢山ある。ここで注目すべきは、「よく思いついたね」ではないこと。……沢山の計算をして、いろいろ試してみて、最終的にそこに行き着いた、という苦労が見えるものに対して人間は「感心」するのである。そういうものは、たしかに価値がある。

とは言っても、今までの私は、自分の思考を練り切れていないままでいたようにも思います。

引用にあるような、「よく考えたね」になりきれていなかった。

これから私に必要なのは、感じたことを中途半端に考えずに、ノートや手帳、日常のことや周りにいる人全てをフル活用して考えに考えて書くことなのではないかと思いました。

私の思ったことは、苦労が見える類の面白さは苦労「しきらないと」見えてこないということです。中途半端じゃダメ。

②ブランディングはなくたって面白い、と信じたい

今まで自分をブランド化しようと躍起になっていましたが、夢や希望は浮遊もキーワードだと思っています。きちんとした計画や作業からどうしても遠ざかってしまうのかもしれない。

「夢」も「希望」も、あっても良いが、べつになくても良いものだと思っている。必要なものは、ずばり「計画」であり、「作業」である。……あなたの設計図は、あなたにしか見えない。他者を巻き込まないで、自分一人で、その設計図を実現するために作業を始めよう。「面白さ」とはそういうものだ、と僕は思う。

夢や希望はあったとしても、他人が見て作り上げていくものではなく、自分の中で確固として持っているものだと。

私は人を癒したい。勇気づけたい。味方でありたい。これは、現実の私の夢と希望。

人に「困難な人が夢に向かって頑張っている!」と夢を見せてその幻影を好きになってもらうのとは、やっぱりちょっと違う。

結果、私は勉強して、今の私のやり方にコツを加えて、みんなに読んでもらえる記事作りをしよう。そして共感してもらおう。という結論を出しました。

無理に自分の幻影は作らない。それで売れなかったとしても。

最後に

最終的に私がこの本から学んだことは、「真の自分とは何か」を追求することが「面白く生きること」なのではないかと思いました。

自分の幻影を作ってそれを愛してもらっても、いずれはしんどくなります。

日常生活でだって、そうですよね。

だから私は、自分が商品になるからこそ、これからも「真の自分」を探究し続け、それを表すためにはどうしたらいいのかを今回の結論のように考え続けていきたいと思います**

どうかこれからも、皆さんに「面白い」人だと思い続けてもらえますように。


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長い記事を最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます!

心から感謝の気持ちでいっぱいです**

こんな飾り気のない私ですが、それでも好きになってくれたらとても嬉しいです:)

何度も思考と推敲を重ねて完成させた記事なので、スキがもらえると励みになります。

これからもどうぞよろしくお願いします!

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