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コーヒー豆 片手鍋 自家焙煎の記録 Vol.275 - KENYA
KENYA - RED MOUNTAIN
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今回は焙煎記録のご紹介。
片手鍋でコーヒー豆の焙煎をしています。
コロナ禍になってから始めて現在3年目です。
なかなか思うようにおいしいコーヒー豆を毎度焙煎することは難しいのですが、ちょっとずつコツもつかんできています。
今回も前回に続いてケニアのレッド・マウンテンという豆の焙煎記録です。
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前回と焙煎度はほぼ同じ。そして焙煎進行度もほぼ同じでした。
最近少し気になっているのが自分の焙煎がプロのロースターの焙煎プロファイル(記録)と比べるとどうなのか、ということです。
最終的には淹れるコーヒーがおいしければいいのですが、自分が焙煎したコーヒー豆がさらにおいしいものになるためにはどうする必要があるのか考えています。
プロはそれを生業にしている=安定したおいしい珈琲豆を絶えず焙煎しています。そのプロファイルを垣間見たいところです。
ネットで調べてみると、プロファイルをオープンにしているロースターの方々もいます。その方々のプロファイルを見ながら、焙煎用語なども勉強中。
前回、今回の自分の焙煎プロファイルを再度見てみると、
ターニングポイント(温度上昇がはじまる転換点)は約1分(カセットコンロの火力はマックス)。
Rate Of Rise(略してRoR=温度の上昇率)の設定は60秒(1分)で行なっています。
現在のぼくの片手鍋での焙煎だと、ターニングポイントから4分までのRoRは約20℃です。
片手鍋焙煎だとドライングフェーズ(水抜き)は鍋のガラス蓋の曇り具合、水蒸気の具合を間近に体感できます。
毎回4分あたりが約150℃で一番水蒸気が濃いです。
そのあとはメイラード反応フェーズに入って、ファーストクラック(1ハゼ)を迎えるのが大体190℃〜195℃。
前回、今回はそのファーストクラックに7分で到達しました。
ファーストクラックから煎り止めまではディベロップメントフェーズとなります。
ぼくの焙煎プロファイルを見てみると、ファーストクラックまでがちょっと早めで、そこからのディベロップメントフェーズが長い傾向にあることがわかりました。
今回であれば4分42秒。焙煎時間は11分42秒だったので、DTR(Development Time Ratio=焙煎時間に対してのディベロップメントフェーズ時間の割合)は約40%でした。
一説によると、このDTRは20〜25%ぐらいが良いと言われているようです。
それに比べるとぼくの焙煎はDTRがかなりオーバーしていることになります。
もしかすると、あまり味がパッとしなかったのはこの辺りに原因があるのかも。
仮に今回のぼくの焙煎をDTR20%にした場合を想定してみます。
温度の上昇が一定に保たれたとすれば、おそらく9分21秒あたり。
でもそうなるとおそらく温度的には約198℃。これだとかなりアンダーです。
それを解決するとなると、ファーストクラックをもう少し後に持ってくるイメージになるのか。
今の火力をドライングフェーズ後に気持ち下げると良いのかもしれません。
ただなぁ、カセットコンロでそこまで細かな火力調整は正直できません。
そうなるとあとは片手鍋の蓋の開け閉めでの調整が肝となってくるのか。
妄想は止まりません。
でも、具体的に試して見たいことが見えてくると嬉しいですね。
年末年始に時間があるときに、おいしいコーヒー豆が焙煎できたときのプロファイルを見直してDTRはどうなっていたのかの確認をしたいと思います。
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<今日の誕生日>
12月22日
ジャン=ミシェル・バスキア(1960 - 1988)はニューヨーク市ブルックリンで生まれたアメリカの画家。
Red Balaban (1929 - 2013) この日アメリカで生まれたジャズ・ミュージシャン。マルチ・プレーヤー。