劇的な変化をもたらす「本」の紹介
ゴールデンウィーク2日目(4日目?)も緊張感たっぷり。あさイチで30分ほどキツめのランニングをして、部屋の掃除、論文を読んでからの英会話でした。最近の講師は手加減なし。容赦ないスピードと砕けた英語に苦労しましたが、心地よい負荷でした。その後は休むことなく読書。「Tap~スマホで買ってしまう9つの理由」がなかなかおもしろい。
プチ断食が日課。なのでお昼12時は超空腹です。果物が胃に染みわたるように吸収されて、栄養が身体中に行きわたる感覚が気持ちいい。ちょっと昼寝をしてから午後は論文執筆にとりかかりました。ここでトラブルに見舞われて、1時間ほど浪費してしまいましたが、落ち着いて対応。むしろイレギュラーな事件は大歓迎で、対処後に「成長」が待ってると思えば楽しいです。
ここまで書いて気づきましたが、我ながら生活習慣が一変しました。結果がでるまでまだ数年?かかると思うので「良し悪し」は脇に置きますが、以下が一変した内容。
1.朝の運動
2.掃除
3.論文を読む(15分間)
4.読書
5.プチ断食
6.果食習慣
7.ネガティブを歓迎
続いて以前の私を列挙します。
1.運動は腹筋のみ、気が向いたときに
2.汚れが目立ったら掃除
3.調子がよくなれば論文が読める
4.眠くて集中しづらい読書
5.朝食しっかり
6.炭水化物+タンパク質中心
7.ネガティブな事件にイライラ
あらためて整理すると、以前の私には絶対戻れない気がしてきました。戻りたくない、というよりもはや戻れない。朝、かならず運動をするようになったのは、「集中力のアップ」を狙ってのこと。運動は神経細胞のニューロンがシナプスによって結びつき活性化、海馬や前頭前野に到達して集中力向上、仕事、読書などの生産性は劇的に改善しました。詳しくは「脳を鍛えるには運動しかない!最新科学で分かった脳細胞の増やし方」を読んでみてください。
「10パーセントルール」は、ハードルを下げて、自分の生活の10%くらいを変えるような、わずかな変化を積み重ねることによって自分を変えていく方法。忙しくて掃除する時間がとれないとき、10パーセントならぬ、1日10分間だけ、自分のために使うようにしてみます。もうちょっとできそうだと思っても途中でやめる。いきなり大きくやろうとせず、ちょっとずつ、慣れてきたら時間を長くしていく方法で、気が楽になって掃除ができるようになりました。大事なのは少しずつ増やしていくこと。詳しくは「自分を操り、不安をなくす 究極のマインドフルネス」をご覧ください。
「焦らし効果」は、あらかじめ時間を短く切って、「もうちょっとやりたかった」というところでやめてしまう方法です。疲れがたまりにくかったり、15分なら15分と区切ることで時間管理がしやすくなったり、中途半端で終わるので「はやく続きがしたい」という感覚を引き起こすことができます。脳は「やりかけのそのタスクを考え続けてくれる」ことが研究なんかで明らかになっています。これによって、読みづらかった難解な論文を読めるようになりました。詳しくは「自分を操る超集中力」に譲ります。
25分+5分をワンサイクルとしてカウントする「ポモドーロテクニック」は、私の集中力を引き出してくれた最高のテクニック。焦らし効果や10パーセントルールにも通づるこのテクニックのおかげで、読書量が圧倒的に増えました。一昨年は60冊しか読めなかったのに、昨年は100冊越え。10冊以上の読書を今年は毎月継続しています。スタンディングデスクを使うと前頭葉の血流があがって集中できます。人間の足は心臓に血流を送るポンプのような役割を果たす。こちらは「最短の時間で最大の成果を手にいれる 超効率勉強法」にならってみてください。
「朝ごはんを食べないと力が出ない」ことが思い込みである。そんな衝撃的な言説をご存知でしょうか?人間は、16時間の空腹時間をもうけることで、オートファジーという仕組みが働くようになります。細胞内の古くなったタンパク質が、新しく作り替えられ、病気を遠ざけて若返ります。免疫力アップ、血糖値を下げて血管障害が改善など体のリセット効果を得られます。空腹10時間で、エネルギー源として脂肪が使われるのでダイエットにも効果的です。「空腹こそ最強のクスリ」を読めば、そのからくりが明らかになります。
「人間は果食動物」という訴えにも驚かされました。人類は元来、果物を主に栄養を補給していたというもの。タンパク質を効率よく排泄できないメカニズムや、残留物による過剰労働で疲弊する体の組織により、老廃物をためこみ、あらゆる病気を引き起こしている現代人に警鐘を鳴らしています。いつ、何をどのように組み合わせてたべるべきか?まだまだ勉強中ですが、私の食習慣を大きく変えてくれた本が「フィット・フォー・ライフ 健康長寿には「不滅の原則」があった!」です。
「ホールネス(全体性)」は、ひとつの心理状態が最善だとするのではなく、どんな心理状態もすべてよいと考えることで、結果的に幸福を手にいれられるという状態を表したものです。人間に与えられた自然な感情をすべて活かせる人、つまりポジティブ感情もネガティブ感情も受け入れて幅広く活用できる人がもっとも健全であり、人生において成功する可能性が高い。私たちはどうやら「不快な感情の価値」を忘れてしまいがち。「ネガティブな感情が成功を呼ぶ」という本を手に取り、感情の起伏を抑えられるようになりました。
こうやって振り返ると、「本」に感謝しかありません。あきらかに以前から変容が起こり、生活や仕事においてプラスの結果ばかりを手に入れることができました。ここで紹介できなかった数多くのことしかり、自分ひとりでは絶対に得られない、得られたとしても数十年かかってしまうような変化がもたらされる。本のすばらしさをあらためてかみしめているところです。
久保大輔
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