
今日の1冊 Vol③「子どもが面白がる学校を創る」上阪徹 著
昨日読み終えた本を紹介します。
先にもご紹介しましたが
日本初の民間女性校長として
横浜市に採用され
更には県知事の大抜擢で
広島県で教育長を務められ
この3月に任期満了でご退職された
『平川理恵』さん
平川さんが広島県教育長として
何をどう考え
どのように行動を起こして
公立学校を変えていったか
その取組を取材して書かれた本です。

著者の上阪 徹さんと平川理恵さんは
共にリクルート社での勤務経験をおもちで
平川さんはリクルート当時
トップセールスウーマンだったとのこと
その実力で会社から
海外留学を認められた力の持ち主です。
その後ご自分で事業を立ち上げ
お嬢さんを一人設けています。
上阪さんから見た平川さんが
インタビューを交えながら
軽快かつ臨場感あるタッチで
描かれています。
拝読し、前著の時と同様
平川さんの決断力と
真のリーダーシップ
更には子ども愛、先生愛に
心を射抜かれました。
33年内側でもがき苦しんでいた者からすると
行政側から
こんなことができるんだ!!!
まさに驚愕(きょうがく)と
感嘆の連続でした。
子どもにとって『良い』と感じれば
臆(おく)することなく
どんどん前進していくその姿✨✨
実績を以下に項立ててみると
①だれもが「教育長」を
身近に感じられる秘策
②西日本豪雨での迅速かつ
子どもの心に寄り添う対応
③「イエナプラン」教育実践
(異学年集団学習)
④公立の国際バカロレア認定校の設立
(全寮制・学費負担公立並み)
⑤公立商業・工業高校の改革
(プロジェクト型学習導入)
⑥行政主体の学校図書館改革
(寄付を募り図書室を憩いの場に)
⑦内申書の負担を大きく軽減し
夢がもてる高校入試に
⑧SSR(スペシャルサポートルーム)
による不登校対策
愛溢れる
躍動感ある公立校の変革
これが広島から全国に広まってほしい
そう願いました。
現代の子どもに寄り添うこれらの改革は
チャレンジそのものです。
SSR(スペシャルサポートルーム)
は不登校を未然に防ぐための取組で
横浜市から引き続きの実践ですが
広島県でも不登校児童生徒が
大幅に減ったそうです。
そもそも、イエナプランや
プロジェクト型学習を推進していれば
学校は毎日「行きたい」場所に
なることは言わずもがなです。
更に平川さんの活動に注目し
今後の公立学校変革の動きを
見守っていきたいと思います。
今日も最後までお読みいただき
本当に、本当にありがとうございました💗
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