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【vol 12】偏差値30台から早慶上智合格へ👀! 甲子園を本気で目指す高校球児だった息子の子育て【認知能力・非認知能力】から見た「育ち」の検証
第三章 が書けましたので
一項ずつアップさせていただきます。
今回は第四項です。
編集者の方には
投稿することを許可していただいています。
校正などで内容が変わることも
あるかもしれませんが
今後も書けたところから
こちらに上げていく予定です。
ここからが原稿となります。 ⇓
■第三章
◆姉と妹互いの視点
息子○○には姉と妹がいます。それぞれの視点から、わたしが知る、また見える範囲で互いに感じていることをまとめてみました。
① 姉と弟
長女は2歳を過ぎたころから兄弟をほしがるようになりました。お腹に赤ちゃんができたことを告げた時にはとても喜び、下に弟妹ができることをとても楽しみに、心待ちにしていました。長男を妊娠中にわたしが安静を強いられていた時も、聞き分け良く、お母さんが寝ているのは元気な赤ちゃんを産むためなのだと、我慢してくれていました。
長男出産のための入院中、義父母が長女を連れて見舞いに来てくれた時には、長女が祖父母に促され、けなげにも泣かずに帰っていく姿にわたしが涙してしまったほど、我儘を言わずに祖父母の言うことをよく聞いていました。弟を連れて家に帰ると心から迎えてくれて、誰が教えるでもなく自然に、自分が姉であるという自覚をもっているように見えました。それまでできていた身辺自立がやや逆戻りするような場面はあったものの、極端な赤ちゃん返りはなく、弟をいじめたりすることなどももちろん皆無でした。
長女は幼いころは大変積極的で、自分から周囲に働きかけていく子でした。幼少期、気弱だった息子はいつも姉を頼りにしており、姉が保育園を卒園するまでは、姉の陰に隠れるような子でした。姉がいたから何とか保育園になじむことができたし、そのおかげで楽しく保育園に通うことができたのではないかと、親のわたしも思います。実は、運動神経も、もともとは姉の方が良かったのです。ここはわたしにとっても大変興味深いところです。
長女は小学生時代、運動への興味はそこまでなかったけれども、読書好きで勉強にも自らコツコツ取り組むタイプ、一方息子は運動が大好で、勉強はとりあえず最低限をこなすタイプでした。また、いつも一歩先を行く姉は、息子にとっては何かと頼れる存在だったようです。特に、長女のどんなことでも一つひとつ丁寧にまんべんなくやるところや、何もないところから大事に何かを育てるようなところは自分には真似できないと感じていたようです。息子は第2子だけあって、要領のいいところや、調子のいいところもあるのですが、姉の性格について、もうちょっとずるくなってもいいのにと思いつつ、その真面目さや思いやりの深さに安心感を抱いているようなところがありました。優しくて、家族思い、そして家族の中で誰よりも愛情深い姉が今も大好きで、困りごとがあった時は親よりもまず、姉に相談している様子です。
② 兄と妹
息子は妹が生まれる前に「弟がほしい、キャッチボールする相手ができるから」と訴え続けていました。家族や親戚を見渡しても、第3子誕生時にがっかりしたのは息子だけだったかもしれません。永遠のライバルとも言えるこの2人。注目の奪い合いの相手として、それぞれを意識し合ってきたと感じます。
妹は物心ついたころから兄を怖い存在だと認識していたようです。後になって知ったのですが、わたしに分からないように、妹に小さなストレスをぶつけていたようです。恐らく、息子自身はほとんど無自覚だったのではないかと思います。当事者である妹は胸を痛めながらも、兄のプレッシャーや大変さを察していたようです。子どもたちが悪いのではなく、これらの原因は親のわたしの忙しさだったと分析します。しかし、今やこの2人も同等に言い合えるようになりました。妹としては、自分が自由の身であるからこそ、我が家で男に生まれたことへの兄の束縛感やプレッシャーを理解しようとしているようです。
兄から妹を見たとき、一言で言うと見くびっていた、正直、幼少期の妹の姿からはこんな力があるとは全く想像できなかったというのが、本音なのではないでしょうか。妹の粘り強さ、目標がブレないすごさ、今はこれらを半端ないと感じているようです。わたしも、次女のグリットの強さは筋金入りだと感じます。大怪我を追って2度の手術に立ち向かいそれを乗り越え、辛いリハビリにも耐え、どん底を経験しながらも今も自分の夢に向かって前進しています。義父の急逝もあって次女には手をかけてあげられなかったため、正直、わたしもこの子の学力は思うように伸びないのではないかと申し訳なく思っていました。しかし、決してオールマイティではないものの、必要な学力は自分の力でつかみ取ってきました。夢を叶えるための計画性、必要なことを一つひとつ前に進めていく実行力には目を見張るものがありました。怪我で足踏みを強いられる中、わたしに代わって家事をこなしてきたことで、計画性と実行力にさらに磨きがかかったようにも思います。今は留学先で、英語で論文を書けるまでになっており、親のわたしも驚いています。
そして特筆すべきは、次女の留学を本気で後押ししてくれたのが、永遠のライバルである兄だったことです。コロナ禍でも大学のグランドに毎日通えるよう、一人暮らしをし始めた息子の部屋で、わたしに「絶対に留学させてやれよ」と力強く言ってくれた時のことが今でも思い出されます。息子が、子どもがやりたいことを親に全力で応援してもらえることを『幸せ過ぎること』だと言ってくれて、わたしも全力で応援してきた甲斐があったと報われた思いになった出来事でした。大人になり、互いをリスペクトしあえている2人を見ることができ、親のわたしが何より嬉しいです。
これらが、息子を見ているまた、息子がみている、我が家の子どもたちそれぞれの目線そして、互いの思いとなります。
ここまでが原稿となります。 ⇑
なお、息子の名前の公開について
息子本人から許可はもらっているのですが
本の出版時に出したいと思い
このシリーズではあえて伏せさせていただきます。
以前の原稿をお読みになりたい方は
つたない文章ではありますがこちらからどうぞ。
⇓
ここまでお読みいただき
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