女神父カスケット・ホーリーシット:【決死の通過支援作戦】#1
「獲物がノコノコ歩いてるよ、カスケット」
とノンシスが言った。
その中性的な声は、誘惑されかねない程に心に響く。
「僕の性欲がビンビン反応してる。間違いない、悪魔だ」
「そうか。で、そいつをハメたいか?」
「いいや全然。僕は美女しかハメないから」
ノンシスはニヤニヤと笑みを浮かべる。
このシスター服に身を包んだ華著な少年の悪魔の性欲は凄まじい。それはもう、あらゆる人間や悪魔を探知して正確にその情報を見抜けるくらいには。
その探知距離も、俺が豆粒くらいにしか見えない距離にいる