見出し画像

#299 目標くらいはチャレンジさせて

さて、今日のテーマは「目標くらいはチャレンジさせて」です。

何か目標を立てるときに、どのような基準で設定しているかは大事です。

目標なんで、基本的には自由に立てることができます。

現状維持も目標ですし、
もっと難しいことを目指したっていいわけです。

チームで動くときはこの「目標の基準」をどこに設定するかで、そのチームにどのような意味合いがあるかが変わってきます。

あなたのチームが目指すのはどこでしょうか?


自己紹介とお知らせ


僕は、某リハビリテーション病院で作業療法士の中堅管理職として働いています。対象者の課題と向き合うことはもちろんですが、スタッフのストレスやチームの運営にも日々向き合っています。

このnoteでは、幸せな生活の考え方や医療者としての働き方、コミュニケーションや人間関係、ストレスマネジメント、作業療法に関するさまざまなテーマを取り上げ、日々の感じたことを自らの解釈として記録しています。

読んだ方の何かお役に立てれば幸いです。

以下お知らせ。

◾️湘南OT WEB学会
僕が所属している湘南OT交流会が毎年行っている「湘南OT WEB学会」が今年も行われます!毎年多くの演題と講師の方が参加されますので、とても学びの多い学会になっています。また、申し込んでいただくと過去8年分くらいの演題と講演を全て見ることができます!興味を持たれた方はぜひお申し込みください!


それでは本題に入っていきましょう。


目標は常にすれ違う


目標というのは常にすれ違います。

これは、僕の専門とする作業療法の界隈ではよく聞く話です。

作業療法士は対象者の生活に焦点を当ててリハビリテーションを展開するため、その方の生活に合わせた目標を立てることが必要になります。

そのため、目標設定スキルがとても重要で、その目標によってどのように関わるかが大きく変わってきます。

そんな、目標設定を重要なスキルとする作業療法士では、目標設定に対する研究も盛んに行われています。

それらの研究を見まわしてみても「目標はすれ違う」という結論に至っています。

例えば、

対象者と作業療法士が一緒に同じ目標を当てて共有したつもりでも、数日後にはその取り組み具合にズレが生じてくる。

これは、対象者と作業療法士の目線の違いからくるもので、患者と医療者の見え方の違いなどがその背景にあります。

この例は一般化するには極端だと思いますが、

ただ、人と人にはそれぞれにモノの見方がありますから、そこが違えば、やはり表出される目標や進みたい方向にも違いが出てくるんですね。

これらの背景を無視して、先に進むほど、焦点はずれていき、いつまで経っても話が先に進まないなんてことはよく経験することです。

目標設定の前に基準を揃える


だからこそ、チームを運営しているときに気をつけないといけないのは、「いきなり目標の話に入らない」ということです。

先ほども書いたように、人それぞれの背景によって、目標に対してどのようなイメージを持っているは異なります。

そこがすれ違った状態のまま、目標を決めようとしても、ズレた背景では進みません。

まず最初に認識しないといけないのは、

「どのようにチームを動かそうとしているか」

というお互いの背景の部分です。

これは目標と似通っているようで異なります。

ここで言いたいのは、まだ具体的な目標を立てる前のことで、

「もっと積極的に動きたいよね」
「今は焦らずに進めようかな」
「全く違う視点が必要だよ」

など、どのような方向で進もうとしているかを共有することです。

同じチームのリーダーくらいの人が上記のような3つの背景を持っていたとしたら、そのチームはうまく機能するでしょうか。

おそらくこのままでは難しいと思います。

そう考えると、目標を立てる前に、「どのように動こうとしているか」「その背景には何があるか」をお互いに確認しておく必要があります。


できればチャレンジしたい


ここからは僕の個人的な方向性の話です。

目標とはなぜ立てるのでしょうか。

僕は「今いる場所から前に進むため」に立てることが多いです。

今の現状と変わらないのであれば、それは未来志向ではなく、現状維持にとどまります。

もちろんそういう見方もあって良いと思います。

ただ、それであれば目標を設定する必要性に疑問が生じますし、どのように目標に対して進んでいくかにも迷いが出ます。

目標を立てるということは、未来志向の考え方であって、現状から少しステップアップした先の未来を目指すために自分を行動づけるために行います。

だから、目標を立てるということは「チャレンジする」という意味でもあるわけです。

チャレンジの大きさや幅は人それぞれです。

それで良いと思います。

まずは現状はどこなのかを見定めて、次に狙うべき未来はどこにあるかを考える。

そうやって前に進むために、次のランドマークとなる目標をどこに持ってくるか?

これが重要になってくるんだと思います。

そして、それをチームで共有すること。

まずは「私たちはどこを目指すために集まったのか?」その問いをみんなで共有して進むべき方向を見定めると良いかもしれません。


今日は以上になります。

頑張るあなたを応援しています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。

よろしかったら、スキ❤️&フォローをよろしくお願いします。

ではまた。

◾️質問箱
質問箱をGoogle formで作りました。仕事や生活などでの悩み(それ以外でも)があれがご記入ください。いただいた質問は、記事にして返信したいと思います。


関連記事


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?