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#485 職場の安心感はどうやったら生まれるか
こちらのnoteは思いついたキーワードから話を展開する「note放談」を行っています。
今日も思いつくままに書いていきたいと思います。
本日のテーマは「職場の安心感はどうやったら生まれるか」です。
先日、チームで談笑していてふと思ったことです。
忙しい毎日を送る中で、久しぶりに余裕のある日があったんですが、
その日はチームのスタッフが同じ時間に不意に集まる瞬間でした。
その時にみんな各々のやりたいことをしながら10分ほど笑い話をしていたんですが、
その瞬間がとてもよく感じたんんですね。
安心感という感覚に近いですね。
昨今、心理的安定性なんて言葉を言われたりしますが、それってどうしたらいいのか?
先日のこの時間が一つヒントになるかもしれません。
自己紹介とお知らせ
某リハビリテーション病院で作業療法士の中堅管理職として働いています。このnoteでは、医療の中で様々な人の生き方と出会う作業療法士が、さまざまな生き方の悩みや社会での課題を、自分視点で解釈して記録しています。
読んだ方の何かお役に立てれば幸いです。
以下お知らせ。
◾️第28回福岡県作業療法学会
来年行われる福岡県作業療法学会の学会長を行うことなりました。
ホームページが公開されましたのでよかったら。
学会は2025年2月23日(日)です。みなさんぜひご参加ください!
◾️湘南OT交流会
本年度の研修も始まっています!年間で申し込みいただければ45%OFFと破格です。今までの分もアーカイブで確認できますので、ぜひご参加ください。
次回は9月21日 20:00〜勉強会「作業療法実践 のための介入」です。
◾️湘南OT Interaction
「学びたいけどどうしたら・・・」と悩む作業療法士の方と一緒にコミュニティ作りを支援します。定期的に勉強会も行なっているのでよかったら!
立ち上がった勉強会「居酒屋 海の家」で、9月28日 21:00〜 Xスペースで雑談会
を行いますので、ぜひお聞きください!
それでは続きをどうぞ。
談笑から見える安心感
不意にできたその時間に、安心感を覚えたのはなんででしょうか?
普段はそれぞれの仕事をしています。
いつも単体でのコミュニケーションはとっていますし、笑い合うこともあります。
チームはチームを動かすために各々が行動していることも間違いありませんし、決して雰囲気が悪いとか、仲が悪いとか、そういったこともないです。
ただ、その談笑中の安心感には、「主体的である」という要素があったように思います。
それぞれが会話に参加し、興味を持ち、そこでの会話に前のめりに参加して笑い合っている。
それぞれがそこを楽しもうと過ごしていて、誰もそれを否定しない。
そういった場所だったんです。
この場所にあったものは、各々が主体的に動いた(動けた)という現象です。
自分が行っていることを否定されず
自分がそこで話をすることに前向きで
チームの中での会話に各々が参加する
それを作り出したのは、その場の環境でもあるし、各々にその場にいる理由が必然的に付与されていたことになります。
こういう環境を、つまり「心理的安定性」のある職場というんだと思います。
仕事とは何か?
仕事というものがストレスの対象として扱われるようになって久しいですが、
それに対する対策はいまだに明確にありません。
「心理的安定性」なんていってコミュニケーション方法や福利厚生やルール作りはどの職場でもありますし、それは僕の職場も例外ではないです。
でも、そもそもの「仕事」という概念を崩してしまうと、そこには集団としての目的性は失われてしまいます。
好きなことばかりできれば
思う通りに働ければ
好きなことだけできれば
めんどくさいことにならなければ
いろんな思いがあるのは重々承知していますが、でも、仕事は決して楽なものではないと思います。
そこには目的があり、必要な成果があり、それにあった報酬があります。
その機能が仕事にあるうちは、「成果」が求められることは間違いないと思います。
「成果を出したいかどうか?」という個人の意思とは関係なく、この社会で報酬を得ながら生きていくには仕事で成果を出すことが必要です。
だから、ある程度のハードルを越えるための術を僕たちは身につけないといけないんだと思います。
その一つのスキルがストレス対処能力ですが、過剰なストレスが、人の精神と身体を壊してしまうことがあります。
これはオーバワークですし、自己の考えなく、物事に巻き込まれれば、耐え難い状況も作り出せてしまうんですね。
で、今回の談笑で起こった空間に少しだけヒントがあったと思います。
それは、それぞれが「主体的である」という状況が作り出されることです。
主体的になるための理由はいくつかあります。
・チームの目的が明確
・チームの目的を共有できる
・チームの目的に対し役割がある
・チームの目的に対するコミュニケーションがある
・チームの目的が個人の成長につながる
・チームの目的が達成される
これらの理由はチームとして目指す場所を誰も否定せず、それに対する行動をお互いが認め合っている状況ですよね。
談笑している時間、誰も存在を否定しないですし、その場を楽しむという状況をお互いが理解していたように思います。
かなり話が飛躍しているようにも感じますが、
「心理的安定性」を言葉にするなら、こういった部分に着目していくことが必要になってくるのかもしれません。
これって大事なことですよね?
もちろん、先日の談笑を全員が楽しんでいたかはわかりませんし、その場にいたくなかった人も本当はいるのかも。
でも、そんなこと考えたって何も得ることはないです。
僕はそう感じた
それを頼りに、チームが目指すべき環境をまた考えてみたいと思います。
今日は以上になります。
頑張るあなたを応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。
ではまた。
◾️質問箱
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