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#352 相手のニーズに答えられるか
さて、今日のテーマは「相手のニーズに答えられるか」です。
僕の仕事は対象者の目標に合わせてリハビリテーションを提供することです。
対象者の方の生活や身体の悩みに対して、できるだけ真摯にいたいと思います。
ただ、それは僕の一方的な思いではないかと考えてしまう時もあります。
一方通行の思いはどこまで許されるのか。
確認するのが難しい課題ですが、少しだけ考えてみようと思います。
自己紹介とお知らせ
僕は、某リハビリテーション病院で作業療法士の中堅管理職として働いています。対象者の課題と向き合うことはもちろんですが、スタッフのストレスやチームの運営にも日々向き合っています。
このnoteでは、仕事の考え方や医療者としての働き方、コミュニケーションや人間関係、ストレスマネジメント、作業療法に関するさまざまなテーマを取り上げ、日々の感じたことを自らの解釈として記録しています。
読んだ方の何かお役に立てれば幸いです。
以下お知らせ。
◾️第28回福岡県作業療法学会
来年行われる福岡県作業療法学会の学会長を行うことなりました!これから1年間準備行っていきます。noteでも「学会長の奮闘記」を定期的に書いていこうと思います。マガジンでまとめてますので、よかったらスキを押して応援よろしくお願いします!
◾️湘南OT Interaction
作業療法士向けの研修会を行なっている湘南OT交流会の支援の元、「新しい学び場を作る」ことを目的として立ち上がました。「学びたいけどどうしたら・・・」と悩むOTの方と一緒にコミュニティ作りを支援します。定期的に勉強会も行なっているのでよかったら。
それでは本題に入っていきましょう。
対象者の思いに応えようとしているのか?
”自分の思い” を持つことは対象者のためにはなっていると思います。
ただ、それが無理強いになっていないかは常に冷静にみることが必要だと思います。
自分がどれだけ「対象者のことを考えている」と思っていたとしても、それが、本当にその人のためかは冷静にみることが必要です。
例え、自分の主張が、対象者の状況に対して本当に正しいものであったとしても、それはただの正論に過ぎません。
その方法や提案を受け入れるは対象者の決めることであって、それを無理強いすることは誰にもできないんですね。
もちろん、生命がかかっている状況などでは、他者の意見が優位に来ることも考えられます。
でも、対象者と意見を交わすときに基本的に重要なことは、
「あなたの意見に対象者は同意しているのか」
ということだと思います。
この同意がまた難しいものではあるんですけど、相手の真意を考えながら、どのように関わり方を考えていくかは、その時に突発的に出来上がるものだと思います。
答えを決め過ぎずに、まずは、相手の関心に目をむけ、想像し、考え、予想する。
そのように、その場のやり取りに集中しながら、相手のことを理解するように努めることの方が先です。
自分の意見はただの正論です。
その形は、その状況に合わせていくらでも変わります。
だから、まずは相手のことをよく観察し、言葉を聞き、想像して、予測しましょう。
そこから、その人にとって本当に必要なことについて議論していけば良いと思いあます。
正解なんてない。
あるのは、コラボレーション(共創)です。
今日は以上になります。
頑張るあなたを応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。
ではまた。
◾️質問箱
質問箱をGoogle formで作りました。仕事や生活などでの悩み(それ以外でも)があれがご記入ください。いただいた質問は、記事にして返信したいと思います。