#493 論争を終わらせるために必要なこと
こちらのnoteは思いついたキーワードから話を展開する「note放談」を行っています。
今日も思いつくままに書いていきたいと思います。
本日のテーマは「論争を終わらせるために必要なこと」です。
社会人として働いていると、何かしら課題に出会いますよね。
その課題の一つにそれぞれの意見の対立があります。
この課題のややこしいところは、みんな何かの正義のために意見を述べていることです。
どの意見も間違ってないし、何かしら大事なことと向き合っているのも事実。
どんな意見も否定されるわけではないけど、そのまま話を聞いてても先に進めないんですね。
さて、どうしますか?
自己紹介とお知らせ
某リハビリテーション病院で作業療法士の中堅管理職として働いています。このnoteでは、医療の中で様々な人の生き方と出会う作業療法士が、さまざまな生き方の悩みや社会での課題を、自分視点で解釈して記録しています。
読んだ方の何かお役に立てれば幸いです。
以下お知らせ。
◾️第28回福岡県作業療法学会
来年行われる福岡県作業療法学会の学会長を行うことなりました。
ホームページが公開されましたのでよかったら。
学会は2025年2月23日(日)です。みなさんぜひご参加ください!
◾️湘南OT交流会
本年度の研修も始まっています!年間で申し込みいただければ45%OFFと破格です。今までの分もアーカイブで確認できますので、ぜひご参加ください。
次回は9月21日 20:00〜勉強会「作業療法実践 のための介入」です。
◾️湘南OT Interaction
「学びたいけどどうしたら・・・」と悩む作業療法士の方と一緒にコミュニティ作りを支援します。定期的に勉強会も行なっているのでよかったら!
立ち上がった勉強会「居酒屋 海の家」で、9月28日 21:00〜 Xスペースで雑談会
を行いますので、ぜひお聞きください!
それでは続きをどうぞ。
意見にはそれぞれ正義がある
どんな意見も否定されるべきではない。
先ほどそう書きました。
これは考えればその通りで、何かの意見が否定されるということは、誰かの正義を否定するということになります。
相手の述べるその意見にはその人なりの正義があるわけです。
この方法だ大事だ!
それは、みんなのためになるからだ!
みんなのためになればチームも盛り上がる!
など、
意外と深ぼれば真っ当なことを考えている人がほとんどです。
みんな自分の都合だけでなく、周囲の人やチームにとって良いことを優先で考えた結果その意見が出ている可能性があります。
それを確認せずに否定することは、自分に置き換えればどういうことか想像つくんじゃないですかね。
正義が正しいとは限らない
ただ、この正義が必ずしも正しい意見とは限らないのもまた事実です。
”正義”と”正しさ”は異なるということです。
そもそも何が正しいか?はその時々の状況に応じて変わります。
よく上げられる例がナポレオンです。
ナポレオンの時代では大量虐殺もヒーローとして扱われます。
これは今では通じないですよね。
なので、何が正しいのかはその時の状況によって大きく異なるということです。
私たちが生きているこの数十年の間でも、その状況は大きく変わっていますし、
社会人として働くほんの数年、数十年でも物事は変わっていくんです。
そういうものなんです。
では、私たちが考えることはなんでしょうか?
正しさから考える
私たちが今考えることは、
「誰の正義が正しいのか?」ではなく、
「今の私たちにとっての正しさはなんなのか?」です。
正義を話し合えばぶつかるしかないですが、正しさを確認する作業であれば、共有することができます。
それぞれが置かれている状況は同じだったりするからです。
その共有できる”正しさ”が、私たちにとって適切な選択肢や方法を教えてくれます。
それを、目標、目的、コンセプトなどというわけですね。
さて、あなたの対立はどこが問題で起こっているんでしょうか?
一度フラットになって状況を見極めてみましょう。
今日は以上になります。
頑張るあなたを応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。
ではまた。
◾️質問箱
質問箱をGoogle formで作りました。仕事や生活などでの悩み(それ以外でも)があれがご記入ください。いただいた質問は、記事にして返信したいと思います。