#390 「最低限ゆずれないもの」を知ると、ピンチなときがわかりやすい
さて、今日のテーマは「最低限ゆずれないものを知ると、ピンチなときが分かりやすい」です。
普段の仕事をしていると、たくさんのタスクや、いろんな課題に出会って、いつも追い込まれたような気持ちになります。
何かに追われるように、逃げるように、日々タスクをこなす。
一つ終わればまた一つ。
終わりのないレースを走っている時に思うのは、
「このままでいいのか」
不安にも似た焦燥感。
でも、自分にとってのピンチとはなんだろうか?
それを知るためには、自分にとって「最低限ゆずれないもの」を知ることが役に立ちます。
少し疲れてるあなたへ。
自己紹介とお知らせ
某リハビリテーション病院で作業療法士の中堅管理職として働いています。日々、対象者の生き方と向き合いながら、組織の課題やチーム運営にも取り組んでいます。
このnoteでは、医療の中で様々な人の生き方と出会う作業療法士が、医療者・中堅管理職の目線で、社会での働き方、人間関係の考え方、ストレスマネジメント、医療の問題などのテーマに触れながら、日々感じたことを自らの解釈として記録しています。
読んだ方の何かお役に立てれば幸いです。
以下お知らせ。
◾️第28回福岡県作業療法学会
来年行われる福岡県作業療法学会の学会長を行うことなりました!noteで「学会長の奮闘記」を定期的に書いてます。マガジンでまとめてますので、よかったら!
◾️湘南OT Interaction
「学びたいけどどうしたら・・・」と悩む作業療法士の方と一緒にコミュニティ作りを支援します。定期的に勉強会も行なっているのでよかったら。!
それでは本題に入っていきましょう。
ピンチは何か
ピンチの状態と言っても、いろんな視点があると思います。
転んで膝を擦りむいた
誰かと喧嘩した
好きな人に嫌われら
生活費が足りない
タスクが終わらない
したいことができない
入院することになった
帰る場所がない
生きているのが辛い
様々な言葉でピンチの状態は表現することができます。
ピンチの状況を上げていっても、これだけいろんな状況が想定されます。
自分にとってのピンチとはなんでしょうか?
そしてこれらは全て、自分にとってピンチの状況なんでしょうか?
そう考えてみると、自分にとってピンチの状況というのは一定の基準があると思います。
つまり、どれだけ追い込まれていたとしても、それが必ずしも自分のピンチとは限りません。
そのはずなのに、これらのことについて全て一喜一憂する人もいると思います。
こういう人は、自分にとって「どういう状況がピンチと言えるのか?」が曖昧で、全ての不安要素を「ピンチ」として受け取ってしまいます。
これら全てに反応していたら、それだけで擦り減ってしまいます。
それがピンチがどうかを見分けることが必要です。
そのためには、自分にとっての「最低限ゆずれないもの」を理解することが手っ取り早いでしょう。
最低限ゆずれないもの
自分にとって最低限ゆずれないものを考えてみましょう。
あまり深く考えすぎず、
「なくなったら困るもの」
を上げていけばそれが正解だと思います。
例えば、僕の場合
・家族
・お金
・仕事(作業療法士)
・思いを共有する人たち
・家
・健康な体
・学ぶ機会
とりあえずザッと考えて思いつくのはこの辺です。
これを見てみて、
「私も同じように思う」
「私はこれは違う」
「私は”趣味”も入るな」
など、様々な意見があると思います。
そうやって、自分にとって譲れないものを上げていけば、
自分の最低限が見えてきます。
これらがわかれば、「何が自分にとってピンチか」が見えてきます。
これらの譲れないものが脅かされると、それは「ピンチ」の状態ですし、逆に言えば、それ以外は「ピンチでない」わけです。
今、あなたが不安に思っていることも、ただの焦りであって、ピンチの状態ではないかもしれません。
そう考えれば、少し気持ちに余裕を持つことができ、結果的に物事に取り組みやすくなる可能性もあります。
何かに追い込まれている人はよかったら考えてみてくださいね。
今日は以上になります。
頑張るあなたを応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。
ではまた。
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