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#310 ”忙しさ”とは何なのか
さて、今日のテーマは「忙しさってとは何なのか」です。
「忙しい、忙しい」と言いつつも、人によって、その仕事ぶりには差があります。
忙しさってその人によって捉え方が違うと思うんですが、それってなんででしょうか。
「心を亡くす」と書いて”忙しい”。
今日は”忙しい” について紐解いてみます。
自己紹介とお知らせ
僕は、某リハビリテーション病院で作業療法士の中堅管理職として働いています。対象者の課題と向き合うことはもちろんですが、スタッフのストレスやチームの運営にも日々向き合っています。
このnoteでは、仕事の考え方や医療者としての働き方、コミュニケーションや人間関係、ストレスマネジメント、作業療法に関するさまざまなテーマを取り上げ、日々の感じたことを自らの解釈として記録しています。
読んだ方の何かお役に立てれば幸いです。
以下お知らせ。
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それでは本題に入っていきましょう。
”忙しい”は人によって違う
僕が思うに”忙しい”と感じる基準は人によって違います。
仕事の量
職場のストレス
時間的な制約
依頼の内容
人間関係の問題 など
仕事のことをとってもさまざまな切り口があって、それぞれに対して忙しさを感じることができます。
それぞれの切り口が違うということは、それだけ、人によって仕事に対する価値基準が違うということです。
仕事の量 →仕事を行う量が重要
職場のストレス →心理的な要因が重要
時間的な制約 →退社時間などが重要
依頼の内容 →仕事の結果が重要
人間関係の問題 →人間関係が重要
それぞれの人間が、どのように仕事を考えているかによって、その忙しさを感じる基準もばらついてきます。
ちなみに、僕は「仕事の量」よりも「依頼の内容」に忙しさを感じやすいです。
一方、新人さんなどは「仕事の量」や「時間的な制約」が忙しさに感じやすいかもしれません。
経験値やキャラクターによって、それは変わってくると思います。
このように”忙しさ”は人によって違うので、それだけでも管理職は大変ですよね。
管理職の仕事の一つに労務管理があります。
忙しくない状況を作ることが必ずしも正解ではないんですが、それによってストレスなどで心身を病む人もいます。
ある程度、管理職はこういった点に目を光らせて、それぞれの忙しさについて一緒に整理してあげることが必要だと思います(大変だ・・・)。
”忙しさ”の問題とは何か
忙しさで問題になるのは人によって違うことによって、他人の忙しさを理解できないことにあると思います。
人間は自分の価値基準でしか物事を見れないので、同じ価値観で仕事を捉えられる人とは共感を作りやすいんですが、先ほどの例のように、管理職と新人では仕事に対する認識がそもそも違います。
管理職は現場のスタッフの忙しさを理解できないですし、その逆も然りです。
こういった認識の違いはチームにとって不協和音を産み、チームとしての成果にも大きく影響を与えます。
これは、管理職と現場のスタッフだけの話ではありません。
スタッフ vs スタッフ
チーム vs チーム
専門職 vs 専門職
正社員 vs パート
経営 vs 現場
それぞれの仕事の捉え方が違うので、同じ職場内の話であったとしてもこういった忙しさに対する認識の違いによって、業務のバランスを取ることはとても骨が折れます。
「あちらを立てればこちらが立たず」
こういう状況に追い込まれている人は結構多いんじゃないでしょうか(特に管理職)。
"忙しさ"の問題と向き合う
この忙しさの認識の違いの問題は至るところで起こります。
自分の忙しさに対してストレスを感じる人は、まずは自分が、仕事のどのような点にストレスを感じるかを理解し、自分という人間のキャラクターを理解しましょう。
他人の忙しさに対してストレスを感じる人は、自分の忙しさと他人の忙しさが違うことについて理解して、他人と自分がどのように違うかを理解するようにしましょう。それはそのまま、仕事に対する価値の違いにつながります。
管理職として様々な忙しさと向き合う人は、人それぞれの違いがあることを理解しましょう。ただ、業務としてはある程度平均的な基準でラインを引くこと必要になってきます。なので、あなたの職場で重要とする基準を明確にして、スタッフに伝えいましょう。そのルールを提示することで、周囲も理解するきっかけになると思います。その基準から外れた忙しさについては個別に話を聞いて、一緒に働き方を考えることが必要になります。
「あー忙しい!」という一言にもいろんな意味があることが理解してもらえたでしょうか?
同じ言葉でもその背景にあるものは、結構異なるんだと思います。
こういった点に着目しながら、忙しさの問題とは向き合っていくことが必要だと思います。
今日は以上になります。
頑張るあなたを応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。
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ではまた。
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