2020年のコ口ナウィルス② 「ムーンショット計画」
2020年2月中旬、神奈川から鹿児島に帰ったぼくは会社に通い、休みの日には県立のジムや地元のヨガ教室に通うという日々に戻ろうとした。
会社では迷惑をかけてはいけないと、マスク着用を続けた。
土曜日のヨガ教室。ねこヨガスタジオ。ヨガ中はマスクを取る。レッスンが終わったあとは先生夫婦に帰郷の行き帰りの道中、実家に戻ってからの様子を話す。うなずく二人。二人からは春分の日に垂水市の浜平道の駅の海辺でビーチヨガとキールタンのイベントの計画を聴いた。ねこヨガスタジオは、インドカレー、ナマステミランの二階を借りきって2019年の年末にキールタンイベントを行っていて、ぼくもウクレレ演奏で参加させてもらっていたので、ビーチヨガに参加した後、キールタンは演奏で参加させてもらうことになった。
キールタンというのは、ヨガの中ではバクティヨガ(献身ヨガ)と称され、インドの聖人や神様を称えるマントラをメロディに載せて歌うというものだ。メンバーはギター二人、インドの楽器ハルモニウム(アコーディオンにちょっと似ている)とタブラーというインドの太鼓が一人ずつ。ボーカルが一人。ぼくはウクレレ。ボーカルと言ってもリードするだけでみんなで延々と簡単な節回しを延々と繰り返す。それがキールタンだ。
Hare Krsna Hare Krsna
Krsna Krsna Hare Hare
Hare Rama Hare Rama
Rama Rama Hare Hare
参加するとは言ってみたものの、コ口ナの報道はどんどん時間を拡大し、感染者とされた人達もどんどん増えてきていた。また、ぼくの頭の中でドキドキモヤモヤがはじまる。ヨガ先生夫婦は「もしもボックスを開けてはいけないよ。もしもボックスを開けてしまったら何も出来なくなるよ」と言っていた。確かにその通りで起きてもないことにビクビクしててもしょうがないのだ。鹿児島ではまだ一人も感染者とされた人は出ておらず、しっかりヨガをやっている自分達ならコ口ナにかかる恐れもないと。
しかし、ぼくの思考はグルグルまわった。会社で仕事をしているときも、ビーチヨガのイベントで感染者が出てしまったら、感染した人が紛れ込んでいたらと考えた。思考はネガティブな方向へと重なっていった。
皆と練習をすればやる氣が出る。離れれば、また、ネガティブな不安が勝る。ある日、遂に仕事の作業中にミスが出た。明らかにその時、イベントで感染者が出たら・・・という考えに思考が引っ張られていたのだ。
3月の上旬、宣伝動画の収録と練習があった日にぼくは皆に伝えた。「申し訳ないけど、キールタンとビーチヨガ参加キャンセルさせてください。もしなんかあったら会社が潰れてしまうから。」みんな優しかった。ぼくの立場と心情を理解してくれた。そして、通常のヨガレッスン自体も3月に予約した分はキャンセルとさせてもらった。これがこの時のぼくに出来た最良と思われる選択だった。ジムにも足が向かなくなっていた。
春分の日、ビーチヨガ&キールタンのイベントは無事行われた。その直後、東京をはじめとする首都圏で緊急事態宣言が出される。休みの日、外食で昼飯を済ませていたぼくは、テイクアウトを利用した。インドカレー、カフェ飯、鰻のひつまぶし、良く行く店にも行ったことのない店にも足を運んだ。たまに店内で食べさせてもらったが、イートインしている客はぼく一人ということも多々あった。
休日はヨガをして、少し出かけて楽器をいじって。平日は仕事をもくもくとこなした。4月5月と過ぎていく。
5月のある日、ぼくがたまに見るブログにムーンショット計画の事が載っていた。なんだこれ?内閣府?なんだなんだ?
『ムーンショット目標
1.2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現
2.2050年までに、超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現
3.2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現 詳
4.2050年までに、地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現
5.2050年までに、未利用の生物機能等のフル活用により、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食料供給産業を創出
6.2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現
7.2040年までに、主要な疾患を予防・克服し100歳まで健康不安なく人生を楽しむためのサステイナブルな医療・介護システムを実現』内閣府ホームページより。
この時ぼくの目に飛び込んできたのは目標.1だ。人が身体、脳、空間、時間から解放される!?ぼくがヨガを続けてきてヨガの聖典などを読み、目標としてきた世界、宇宙とひとつになること、それは瞑想を深めることによって身体感覚を制御し脳(思考)を停止させ、自分の根源的なところに下りていって空間時間を超越した無意識の世界に行くことだった。
ムーンショットに対する猛烈な違和感、嫌悪感、いったいどうやって?その時ぼくの頭に浮かんだのは20代の頃に見た映画マトリックスだった。人をカプセルに入れてケーブルを後頭部に繋ぎ、人々は電脳空間で生活している夢を見ている光景。確かにそこなら時間空間の制約もないだろう。しかし、身体と脳を切り離され魂の自由もそこにはないだろう。今から30年後にケーブルを使わずにチップだな。自分の目標にムーンショットより先に到達しなければ・・・
この頃、まだぼくはコ口ナ感染症に対して違和感を感じ始めていたものの、まだそのままを信じていた。ただ、これだけヨガをやっていれば感染症なんかにかからないなという風にも思っていた。コ口ナ、コ口ナ・ワクチン、スマートシティ構想、人口削減計画、ムーンショット計画などがひと繋ぎに繋がっているのを知るのはまだまだ先の話だった。
続く
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今回もご一読大変ありがとうございます。前回記事の皆様のコメントでこの頃の事を、より思い出すことが出来ました。ムーンショット計画についてはまだまだどのような技術で実現されるのか明らかではありません。
サムケンさんの動画でよりイメージしやすいかと思いますので貼っておきます。
今回の記事を書いて思ったのは、本当に恐怖に飲み込まれてはいけないということ。今となってはビーチヨガ、キールタンのイベントに参加しなかったのは痛恨の極み。結果としては全くなにも起きなかったのに、恐怖と不安に捕らわれてなにも出来なかった。。。だから、もう、不安とか恐怖に捕らわれずに生きていく。不安とか恐怖を与えようとしてくるモノドモの思いどおりにはならない。
自分の中にある光
笑顔
喜び
楽しさ
愛
慈しみ
平和
宇宙の根元と繋がって
そこから沸き上がる
ものを大切に
生きていこう。
大変ありがとうございました。
追記 コ口ナワクチン接種後亡くなった福岡八女病院看護師さんの事を書いた記事です。SNSで削除されてますが、ただゆき17さんとアルパカ社長がスクショ投稿してくれました。
ご一読のほどを。
追追記
村上あんずさんからの速報です。Yahoo newsに六名の記事が。