#1457 個別と協働を往還する英語授業
英語授業では、「個別最適な学び」と「協働的な学び」をスパイラルに往還していくことが重要だ。
個別最適な学びでは、基礎基本を習得する。
そして、協働的な学びつまり「他者とのコミュニケーション」で活用していく。
そこに不備不足があれば、再度、個別最適な学びに移る。
このように、2つの学びを一体的に往還していくのである。
では、具体的にどのような学びが「個別最適な学び」「協働的な学び」なのだろうか。
以下にそのパターンを整理していく。
個別最適な学びのパターン
(1)聞くこと:①音声の聞き取り ②内容の理解
(2)読むこと:①英文の音読 ②英文の読解
(3)話すこと(やり取り):①動画を使った表現の練習 ②個人でのやり取り練習
(4)話すこと(発表):①動画を使った表現の練習 ②個人での発表準備と練習 ③発表の映像提出
(5)書くこと:①文字や単語をなぞる練習 ②個人で英文を書く活動
このような学びでは、ICTを活用していくと、その成果が上がっていく。
さらに、教師による個別指導の充実も必要となる。
協働的な学びのパターン
(1)聞くこと:①聞き取りや内容理解の確認 ②聞き取れなかったor理解できなかった内容の教え合い
(2)読むこと:①音読し合う活動 ②読解した内容の確認 ③読解できなかった内容の教え合い
(3)話すこと(やり取り):①ペアでのやり取り ②グループでのやり取り ③相互評価
(4)話すこと(発表):①ペアやグループでの発表準備 ②ペアやグループでの発表練習 ③相互評価
(5)書くこと:①互いの英文の確認・添削・評価 ②ペアやグループでの発表原稿の作成
このような学びでは、ペア・グループ・全体といった集団での学びが必要となる。
なので、学級経営の成否に左右されるだろう。
学級内の人間関係がよいほど、協働的な学びの成果が上がっていく。
以上、英語授業における「個別最適な学び」と「協働的な学び」のパターンを整理した。
このような学びを、スパイラルに往還していくことが重要となる。
ぜひとも、そのような英語授業を展開していきたい。
では。