本当にそうだろうかー②
本当にそうだろうかー
この25年間、そう問うことが多くある。
いじめを受ける子どもたちが、「死」という決断をするほど悩んでいるのに
親や周囲の大人に言うことができないー
親に心配かけられないー
闇バイトに手を出し、犯罪にーそれも凶悪な犯罪にー手を染める若者たちが
家族に迷惑をかける
家族にまで被害が及ばないようにと
抜け出すことができないー
と、聞く度、納得ができない私がいる。
それは、彼らができないのではなく、
彼らができないように私たち大人が追い込んでいるのだと私は思うから。
少し前に、闇バイトに手を出した青年の手を出した理由が
「滞納している税金を払うため」だったと聞いて
ーもう、全く理解できない!
と、アメリカ在住の日本人の友人からメッセージをもらった。
本当に、闇バイトに手を出す前に
役所に相談だよ、、、、(._.)
分割払いだとか、いろいろと方法はあるはずだ。
誰に頼るかわからない
誰にも頼れない環境で、
自営業やフリーランスでは働くことを
想像できないし、
誰かに頼れない環境で、
その理由が本当なのだとしたら
とりあえず
インターネットで
「高額バイト」と調べる前に
「税金滞納相談」と、うってほしかった。
本当にそうしてほしかった。
一方で、若者ーいくつまで若者と呼んでよいのかわからないけれどーの引き起こす事件、事故はいつも、やはり、この国の教育の問題だと思う。
大人たちが、ここらで
ー若者の言動をこういうもの・・・という受け止めたり
加害者の問題を論って
厳罰を!で終えるのではなく
自分たちの在り方の問題を見直す形で、対応をしないと、、、私たちの大切な未来が壊れていく気がしてならない。
心配も迷惑も、人間生きてりゃ、絶対に誰かにかけているー
大人になったら、少しその量が減るのかもしれないし
多分、人からかけられる心配や迷惑がそこに加わるのだけれど
大人になっても、ずっと、誰でもなにかしらの心配も迷惑も他の人にかけて生きてるー
子どもたちには
若いうちには
心配も迷惑もかけられるだけかけておけ、
そして、覚えておいたほうがいいー
どのみち、お母さんもお父さんもー関わってる大人も多かれ少なかれー頼んでもいないし、そんなこと心配しなくても良いのに、勝手に心配するものだからー
と、伝えたい。
自分たちが思っているより頼れる人も、頼る方法もあることを、若者には伝えていくことが急務だと思うし、私はできるだけそうしていきたいと思う。