夏休みが終わろうとしている ①
最初は見切り発車だった
プロジェクトの残り期間はあと数日となった。
今年、思い切ってやってみてよかったと心から思っている。
毎年している夏期講習より、この形の中でそれぞれに合った講座を入れ込む形にした中学生・高校生の夏期講習は、子どもたちの1人1人の様子がよく見えて対応がしやすかった。
彼らの強みや弱みが良く見えた気がする。
生徒の人数や講師の得手不得手も考えて、明日はこれをしよう、今日はこうしようと生徒ともに考えながら講座ができたことがよかったのかもしれない。
そして、小学生たち、、、読書感想文を含む宿題の手伝いなどをしながら、いろいろな課題があることに気が付いた。
まだまだできることやすべきことがある、そう思えた。
やはり、日本語だと思う。
言葉での表現ができない生徒が多くなっている。
日ごろの会話においても、質問にしても、助けを求めるときにしても、報告をするにしても、きちんと伝えられない生徒が小学生だけではなく、中学生、高校生にも増えている。
英文和訳なんて、しょっちゅう、頭に吹き出しが出て、?が並ぶような日本語らしき表現に出合う。
私たちの質問にきちんと答えられない。答えようとしない。
難しい問題の答えではなくて、自分のこと、テストの日程や、感想文の課題の枚数などを聞いてもだ。
それは、たぶん、大人が世話を焼きすぎて、あつらえすぎるから。
それは、たぶん、便利な利器を当たり前だと思っているから。
それは、たぶん、経験が足らないから。
その経験というのは、決して海外留学とか、〇〇チャンピオンとかそんな大それたことではなくて、日常生活でするべき経験である。
昨日のお昼休み、小学生2人(2年生と3年生)・中学生1人・大学生2人でUNOをしていた。こんな交流も今は少ない日常生活の経験だと思う。
宿題の確認、課題の把握、相手への報告、相談
そんな当たり前だと思っていた経験も大人が世話を焼きすぎてできていない子どもたちが多すぎる。
今年は、見切り発車で、手探りだったのでほとんど出来なかったけれど、もう少し人と交流しながら学ぶ環境づくりが必要だと思った。
その経験値には、ほかの人と接することから始まる。
そして、仲間と試行錯誤して、自分で考えたり、実行したりしながら経験を積み上げる。
そんな環境を少しずつ具体的に作って行けたらと、夢を膨らます夏休み
残り僅かなのが、体力的には嬉しいけれど、精神的にはかなり寂しい気がしている。
クラウドファンディング、現在2つめのネクストゴール
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