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学習塾にできること 25周年に向けて ③

昨日、友人から「あきらめない人を応援するよ~」とメッセージをもらった。

一昨年と昨年は、何度もあきらめようと思った。

けれど、見回してみると次の世代のスタッフがしっかりと育っていることに気が付いた。

これは、まだあきらめてはだめなのかもしれないー

15年目の1年は、もうあきらめた方が良いかもしれないー

と、思ったら、卒業生との再会がたくさんあって、それなりに私も役に立っていることに気づかされた。

去年から始まった25年目は、
これまた教え子たちばかりなのだけれど、スタッフに助けられた。

ずっと私が目指してきたものや、志が伝わっているんだなと感じた。

11月の半ばに、三重県の北勢地区で作文教室をしている女性たちと3人で昼食会をしたとき、アラカンの女性が、アラフィフの2人に「まずは小さいところから」というように段階を踏むことを勧めたとき、

アラフィフの私たち2人、口をそろえて

ー 気が付いたら、私たち、そんな段階を踏んでって悠長なこと言ってられる年齢じゃなくなってきたんですよ~!

なんて言って、笑った。

気が付いたら、私は50歳を越えていた。
寺子屋は25周年を迎えようとしている。

でも、多分、

安心して任せられる次の世代がいてくれたら
あとは彼らに任せることにして、
やっぱり段階を踏んで、階段を地道にのぼるしかない

ーーーそう思った。

寺子屋は、英語塾だ。

でも、今は、数Ⅲまで教えられる講師がいる。

英語だけで始めた塾だったけれど、
母語力や思考力がないと英語も理解できないことを改めて思い知りー

最初は算数講座を提供し始めた。

平成元年生まれの生徒たちが中学に入学するときに、
数学の授業を始めた。

日本語力や思考力だけではなくー
小学校から中学校へ進むときの勉強の仕方のギャップも心配だったからだ。

最初は、私が算数も数学も、アシスタントたちの力も借りながら教えていた。

2019年から地元の国立大学の工学部&生物資源学部に通う理系の大学生たち中心にしてもらって

2021年から、彼に来てもらっている。

彼も、最初の数学講座を提供した生徒たちと同じ平成元年生まれー

彼自身は、小学生のとき寺子屋に通って英語の授業のみを受講していた生徒なので、その数学の授業を受けた経験があるわけではないけれどー

今、寺子屋の方針をしっかりと感じて、授業にも生かしてくれている。

生徒たちに、最初は「大学生」だと思われるようだけれど・・・笑
昨年の秋、そろそろアラフォー?に近づいてきている。

大学院で「物理学」を専攻してた彼は、博学で

生徒たちの話を発展させながら、寺子屋に多い数学嫌いたちと
手を変え、品を変え対決している 笑

そんな姿を見ながら、

私の引退の日は、遠からずやってきて

そのときまでに、私が彼らに残せるものは何だろうかーと考えながら、

あと、10年ぐらいー35周年まで?ーは、あきらめず頑張れたら良いなぁ~と思っている。

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Terakoya Kamei
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