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ときどき考えること ⑳
先々週の土曜日ー
スタッフの息子さんが救急搬送され、入院が決まり、その付き添いをしなくてはいけないからということで、彼女が仕事に来られなくなった。
そのために久しぶりに、土曜日の2階の大教室の授業に加わった。
私は土曜日、比較的人数の少ない、少し手のかかるクラスを担当しているために、あまり2階に上がらない。
上がっている暇がないのだけれど、その日は、日頃全体的に人数の少ないクラスばかりだけれど、手厚く対応するために少人数でしているクラスを合同で授業をすることにして、私も手を貸すことができるように、2階の教室で授業をすることにした。
最初の数時間ー
もはや、寺子屋は「塾」ではないー
少なくとも、世間で言われるところの「塾」ではないのではないか
と、思った。
もちろん、前々から、気づいてはいたのだけれど、、、笑
勉強以前に教えなければならないことが多い生徒を受け入れている。
勉強以前に解決しておかなければならないことがある生徒がいる。
よく、人に説明するときに
寺子屋を始めたときの生徒1人入塾する度に増える仕事の量を1とすると
5年目くらいから1人増えると3、仕事が増える感覚があった。
しかし、その5年目くらいのときの1人増えたときに増える仕事量を1とすると、今は、1人生徒が増えるごとに5は仕事が増えているように思う。
最初の5年間と比べると15倍、、、ともいうかもしれない。
けれど、授業料を15倍にできるわけでもないし、
スタッフも15倍にはなっていない。
ただ、人手が足りないところは経験値で埋めることはできる。
最初は試行錯誤でてんやわんやだった、勉強以前の課題をクリアできるように導くこと、勉強以前の態度を改善する方法が、私たちが、ある程度、先を見越して対応ができるようになってきたり、ここで妥協してはいけないというポイントをうやむやのまま先に進めることはなくなりつつある。
最初から、寺子屋は「英語」を教材に「学び」を考える塾だ。
算数・国語などの教科で躓いても、少し後から始まる英語という科目をちょっとだけ先取することで、学びに対する姿勢、態度、見方を改めてもらったり、アルファベットなどの文字やローマ字などをじっくりと学習して、文字と向き合う機会をもう一度もってもらったりすることから
英語という外国語に触れて、もう一度自分たちの足元を見直し、土台を固め、次につなげてもらったり
とにかく、「学ぶ」ということに必要なことをできるだけ提供したい
そんなことを目標に「学び舎」としてスタートした塾だ。
そんなことを最近、改めて確認させてくれるような生徒やクラスが多くなっている。
そして、まだ、その情熱が私の胸の中にあることにホッとしている。
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