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私の仕事

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2000年3月に開校した寺子屋かめいも、2025年3月には25周年を迎えます。そのための準備を進めたいと思っています。その一つとして、私の思いや寺子屋でのエピソードをまとめていき…
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2024年7月の記事一覧

夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2週目 ①

中学生、高校生の言葉の認識というのか、理解の仕方にときどき不安を感じる。 ときどき?  いや、しょっちゅうかもしれない。 この夏休み、中学1年生だけではなく、途中入学で基礎が不安な高校生まで中学1年生の問題に取り組んでもらっている。 I , youの意味に、「私」「あなた」 likeに、「好き」、studyに「勉強」 funに「楽しい」と書かれても私の眉間にはしわが寄るのに fanの意味に「楽しい」 computerの意味に「機械」と書かれると あぁ、また、電話=

何かが、おかしい ⑯

2000年生まれの卒業生が中学生だったとき、8月の終わりになって、 「先生、税についての作文、どんなこと書いたら良いと思う?」 と、聞いてきたので ーたしか、アインシュタインが「この世で最も理解しがたいものは、所得税だ」って言ってたから、アインシュタインの功績を延々と書いて、最後に「こんな天才でも理解できない税について、僕がわかるはずはない」 で、締めくくってみたら? と、言ってみた。 「そんなことしたら、ぼく、先生に呼び出されてめっちゃ怒られるやろ。」 と、即、

夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2024 始動 ③

昨日 中学3年生の英語の夏期講習を含め、今週1番の人数で午前中のプロジェクトがスタート。 私は、愛犬の具合が悪かったので、途中抜けさせてもらって動物病院へ・・・ 帰ってきたら・・・ 机の上に辞書が積まれていました。 勉強していたようには・・・見えません・・・ 笑 2人の様子が可愛かったので、集中してしていると思って、パシャリとして、写真を確認したら、カメラ目線になっていた生徒ーーー顔は見せられないのでウィンク顔にしておきます。 それぞれがそれぞれのペースがあるので

夏休みの課題 ① ~作文~

平成元年生まれの卒業生が高等専門学校を卒業する年の冬のある夜、 メールで 「卒論につける英語の要約文が終わらないので、助けてください。」 言ってきたことがある。 私は、その日大風邪をひいていて、やっと帰って寝られるとホッと一息をついたときにやってきたメールに、内心「げっ」と思いつつ 「いつ提出?」 と、返すと、なんと 「明日」、、、、それも、朝7時に家を出る前に完成させたいとの返事が、、、。 温かい布団が遠のいていくのを感じながら PCに日本語文と自分が今ま

夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2024 始動 ①

昨日から 夏休み 子どもの居場所 プロジェクトが始まった。 Campfireの方にも活動報告をできるだけ書いていきたいと思っている。 今週は、様子見というようなところもあるけれど、小学生にはもっと遊びの要素が入れられるように工夫したいというのが昨日1日の反省でもある。 そして、人数が少ない日もスタッフも増やせれば・・・と思っている。 コロナ禍、全国一斉休校のときの親御さんたちの声をニュースなどで聞き、本当に子どもたちがかわいそうだと思った。そのことをきっかけに、この講

夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2024 始動 ②

今週は、大学がまだお休みに入っていないので、講師たちでプロジェクトを回していますが、なかなか、中学生が大活躍です。潤滑油として小学生たちの相手をしてくれています。 休憩時間にもお話相手をしてくれたり、授業中もモノを落としたり、どこかに置き忘れたりで騒いだりしていても、落ちたものを拾ってくれたり、探し物を見つけてくれたり、優しくしてくれます。 2日目、昆虫好きだという小学3年生くんが 羽化に失敗した蝉の抜け殻(実際には抜けていませんでしたが)を見せてくれたので、私のスマート

なにかが、おかしい ⑮

月曜日ー卒業生の小学校の先生と会った。 そのとき、5月末に中学1年生の息子さんの授業参観に行ったスタッフから聞いた中学校の英語の授業の話をした。 What is this?/What is that? の答えには It を使うと言いながら、担当の先生が 別にthisやthatでもいいんだけれどね。 と、付け加えたという。 いやいや、最初はきちんとルール教えて、定着させようよ、と、 驚いたし、その場にいなくてよかったと思ったけれど その発言、あながち間違ってはいな

なにかが、おかしい ⑭

てらこや新聞に寄稿してくれているテレビ局で働く友人が、以前ニュースを子どもたちにもわかるように伝えることに苦心しているというような内容の話を書いていて、首を傾げた。 今回の「子どもたちの居場所プロジェクト」の案内書を書きながら、そんなことを思い出した。 そして、保護者の方々から「わかりにくい」と言われることに慣れて、もう開き直る姿勢をこの25年ほどで身に着けてしまっている自分の姿に苦笑した。 相手にわかるように心を尽くすことは大切なことー でも、講座の説明は、子どもた

それって必要ですか? ②

月曜日に会った卒業生が言っていたことでもう1つ(まだ出てくるかも)気になったことがあった。 ーそういうことに気づけるかどうかって育ってきた環境によるっていうか、周囲の大人がそれをどれだけきちんと教えてくれたかにかかっているじゃないですか。 と聞かれた。 一時期話題になっていた「親ガチャ」の発想なのだろうか。 たしかに、そういうところは大きいけれど、それだと生まれた環境、育った家庭で自分の将来が決まってしまうことになる。そんなことはないし、同じ家庭で育ったって兄弟によっ

病は気から 

今週、思いがけずお休みをいただいている。 思いがけない体調不良に 夏休み前にぃ・・・という焦りとともに ものすごい勢いで睡眠をとり、溜まっていた疲れを癒し、夏の喧騒に向けての準備期間だと思おうと自分に言い聞かせる。 ご迷惑をおかけしている皆さんには、本当に申し訳ないと思いながら・・・。 そんな中、いろいろ思いを巡らせていて思い出したことがある。 私は、片頭痛もちで、30代半ばから40代に入るまで夏休み寸前に倒れるのが恒例行事だった。点滴を打ってもらって夏期講習に臨む

それって必要ですか?

月曜日、卒業生と会った。 そこで、いつも私が若い子たちに言うことだけれど 成長したとか がんばっているとか というは自分で言うことではなく、他人から言われることで、自分で言わないといけないとしたらまだがんばりも、成長も足りない証拠だと私は思うというような話をしたとき、彼女が放った質問に面食らった。 ーじゃぁ、なんでみんながんばれるんですか。何のためにがんばっているのですか。 他の人は知らないけれど、私は 人によくがんばったね、成長したねと褒めてほしくてしていること

2024年 7月の初めに

2024年が始まって半分が終わった。 残りの半分が始まっている。 寺子屋の授業は、今日スタートする。 今週末まで期末試験がいくつかの学校であり、その対応に追われる。 新しい生徒も入ってくる。 そうこうしているうちに、夏休みも始まる。今年は・・・ 夏休み 子どもの居場所 プロジェクトが待っている。 しっかりと準備をしたい。 今のところ、お申込みは寺子屋生とそのご兄弟姉妹が主流。そして、寺子屋生のお友だちが興味を示してくれているというお話を聞いたり、お問合せをいただ