それって必要ですか? ②
月曜日に会った卒業生が言っていたことでもう1つ(まだ出てくるかも)気になったことがあった。
ーそういうことに気づけるかどうかって育ってきた環境によるっていうか、周囲の大人がそれをどれだけきちんと教えてくれたかにかかっているじゃないですか。
と聞かれた。
一時期話題になっていた「親ガチャ」の発想なのだろうか。
たしかに、そういうところは大きいけれど、それだと生まれた環境、育った家庭で自分の将来が決まってしまうことになる。そんなことはないし、同じ家庭で育ったって兄弟によっても、ものにできるものとできないものもある。
気付きも、気づける人と気づけない人がいるのは事実、でも
いつまでも自分以外のものや人のせいなのか?って話だよ。
と、しか言えなかった。
私がこの仕事を25年近くしてきて、今でも出会った中で断トツ1番の「波乱万丈」で壮絶で大変な過去を乗りこえてきた今30代の青年は、16歳で私と出会ったとき、
ー確かに、いろんなことがあるけれど、僕は出会いにだけは恵まれてきて、助けてくれる人がいつもいる。
と、ことある毎に言っていた。
大人の私たちからすれば、同情に値し、16歳でそれを受け止めるには大変過酷な運命に翻弄されているように見えたけれど
いつまでも人のせいにしない姿勢が、
彼のその後の人生を切り拓いていったのだと私は信じている。
言い古された、当たり前のことで言えば
過去は変えられないー
そして、人は変えられない
でも、未来は変えられるし
自分は変わることができる。
実際には自分も変わるのは難しいのだけれど・・・
でも、人を変えるよりは希望がある。
そして、人を変えたいなら、まず自分からだ。
You must be the change you want to see in the world.
世界で見たい変化に自分自身がなりなさい。
そうマハトマ・ガンジーも言っている。 笑
まずは、自分のできること、すべきことから始めてほしいと思う。
そして、卒業生たちには、何かをしたいと思ったとき、私にできることがあるのなら、きちんと助けを求めに来てほしいと思っている。
今朝、しっかりと熱も下がったので(もともとあまり上がっていないのだけれど)来週には、自由に出歩けるようになるだろうから。 笑