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『マチネの終わりに(邦画)』〜福山雅治×石田ゆり子、平野啓一郎の原作の映画で魅せる大人の愛と葛藤

視聴環境:U-NEXT


【内容】
世界的なクラシックギタリストの蒔野は、ジャーナリストの洋子と出会い、互いに惹かれ合う。しかし、洋子には婚約者がいた。葛藤しながらも、蒔野は抑えきれない思いを告げるが、二人の関係はあることをきっかけにすれ違っていくことになる。
平野啓一郎のベストセラー小説を映画化した作品。


【感想】
平野啓一郎さんのトークイベントに当選し、『ある男』に続いて、事前に情報を入れておこう観た、彼の小説原作の映画の2本を鑑賞しました。

男女の恋愛を生々しく描いた物語ですが、石田ゆり子と福山雅治という美男美女が演じることで、しっかりと演じていましたが、リアルさというよりも、どこか寓話的な雰囲気も感じられました。映画としての美しさだけでなく、それぞれの役者がキャリアを通じて培ってきた背景が、この作品にしっかり反映されているのが伝わってきました。特に、元アイドル的な存在としても活躍し、その後役者として評価を確立した二人の共演には、重みが感じられます。
売れっ子の芥川賞作家による話題作の映画化ということで、役者陣も力のこもった演技を見せており、二人のために書かれたかのような作品だと感じました。
また、蒔野というモテ男であり、芸術家という役どころは、まさに福山雅治のハマり役だと感じました。彼のカリスマ性や存在感がなければ、この役にはどこか違和感が残ったかもしれないと感じました。

音楽から映画、ドラマ、バラエティー番組まで、さまざまなジャンルで活躍している彼の、まさに脂が乗り切っている時期の作品だと感じました。

https://eiga.com/movie/89506/

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