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テニス上達メモ453.いざという時に思い出せるかどうかが、明暗を分ける
焦っているときに深呼吸をすると、体の中の生理的な反応が変わって、落ち着きを取り戻すことができます。
ただしこれのポイントは、実際に焦っているときに、深呼吸を、思い出せるかどうか。
焦っている時の精神状態では、一呼吸をつく余裕もなくなりがちです。
言葉にならないまでも、「そんなことやっている場合じゃない!」とばかりに。
しかしだからこそ「急がば回れ」で、一呼吸ついて精神状態の落ち着きを取り戻せるかどうか、なのです。
今は受験シーズンですが、テスト用紙を開いた瞬間に分からない問題ばかりで、頭が真っ白になることもあるでしょう。
こんな時に思い出せるかどうか。
深呼吸を。
「一呼吸置いている場合ではない!」
「一刻も早く問題を解かなければ!」と、気ばかり焦ってしまいがちです。
そんな時こそ「どうしよう、どうしよう」「落ち着け、落ち着け」と心に言い聞かせるのではなく、体に働きかけるのです。
深呼吸で。
つまり急ぐのではなく、あえてペースを落として、所作をゆっくりにします。
そうすると落ち着きを取り戻せて、むしろ問題を解くペースが自然と上がってきます。
ただしこれも深呼吸と同様に、ポイントは焦っている時に「スロー」を思い出せるかどうか。
焦っている時というのは、「ゆっくりなんてやっている場合ではない!」などという精神状態になりがちです。
昨年末は従来の3S 「しない・捨てる・スロー」に加えて「(throughをもじった)スルー(かわす)」の4Sを提案しましたが、2023年改めまして「しない・捨てる・スロー・スルー・深呼吸」の5Sを提案したいと思います。
集中力を高めるために。
改めてご説明すると、集中力を高めるためには「する」ことを増やすのではなく「しない」ことを定めて、集中すべき対象を絞ります。
そのために、今必要のないモノや思考や感情を「捨て」ます。
あれもこれもと持っていると、集中できません。
また焦って、集中できない時には所作が拙速になりがち。
ペースダウンの「スロー」を用います。
そして「スルー」でかわす。
それでも生きている限り、トラブルやストレスは次から次へと発生して集中力がおびやかされますから、「ま、いっか〜」の精神でスルーです。
そして今回のテーマとしている「深呼吸」。
体の生理的反応の変化を促し、平常心を取り戻して集中できるコンディションを整えます。
あるいは精神的に落ち込んでいる時にも、「早く立ち直ろう!」などとする必要はありませんし、そうすると、逆効果になりかねません。
そんな時こそゆっくり過ごして、深呼吸をしながら、落ち着きを取り戻します。
結果的にそれがいちばん早く精神的に立ち直るための術となるでしょう。
問題を解決する糸口も見つけやすくなります。
「深呼吸」。
「身口意(行動・言葉・思考)」は1回やるだけでもパターン化が始まりますから、痩せる体質・太りやすい体質などと同様に、習慣化すれば集中力の高い「体質」を育むことが叶います。
※逆に悪習癖も1回やるだけで身につき始めるパターン化が始まるから、危険ッ。
即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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