テニス上達メモ141.「本当に効果のあるテニス上達法」の見極め方
▶これに、尽きる
「本当に効果のあるテニス上達法」を見極める方法をお伝えします。
当たり前の話なのですけれども、結論を言うと、実際にやってみて上達したか、否か。
どれだけ体にいいという食品があったとしても、食べてみて実際に健康になったか、否か。
どれだけ能率のよい勉強法があったとしても、試してみて実際に(いわゆる)頭がよくなった、否か。
どれだけ自己肯定感が上がる方法があったとしても、実際に取り組んでみて幸せになったか、否か。
▶効果のあったフォームを意識し続ける?
さて常識的なテニスレッスンでおもに行なわれている「フォーム指導」は、いかがでしょうか?
それを実際に自分の心身を使って試してみて、ボールの威力やスピードが上がるとともに、コントロールもよくなったためしがあれば、それは冒頭で述べた「本当に効果のあるテニス上達法」と断定できます。
とはいえ、効果のあったフォーム指導の内容について、今も覚えていて、それを意識し続けている何かが、ひとつでもあるでしょぅか?
▶合理的だと頭は理解するものの……
コーチにひざを曲げるように指導されて、そうしたら体重移動が使えてパワーが出るし、曲げたひざを伸ばすアクションで下から上へ振り上げて打つトップスピンもかかると教わった。
それを試してみて、実際にパワーのあるトップスピンが打てたから、今もつねに意識しながらプレーしているというためしがあるでしょうか?
私もたまに「これは実に合理的なフォーム指導だなぁ」と感心する話を聞く機会があります。
だけどそれを試したとて、サーブのスピードが実際に上がったというふうには、ならないのですね。
うーん、フォーム解説は「間違いない」から騙されます。
そういう情報を山のように積み上げてきてでき上っているのが、皆さんの今のテニス(関連記事「どんな情報を入れるかで人生は決まる」)。
それらのどれかひとつでも、「本当に効果のあるテニス上達法」だったでしょうか?
今も覚えていて、意識しながらテニスが上手くいっているでしょうか?
▶「個性的なフォーム」だけど「強いプレーヤー」の正体
先述したように、頭では「実に合理的なフォーム指導だなぁ」と感心してみても、実際に自分の心身を使って試してみて、永続的に上手くいっていないのだとしたら、疑問符をつけてみてほしいのです。
一方、草トーなどでは「個性的なフォーム」だとしても、勝つプレーヤーがいます。
模範的な打ち方とはいえないけれど、強い。
こちらで述べている「下手だけど強い」よろしく、彼ら、彼女たちは、フォームなど一切意識していません。
彼ら、彼女たちが採用している「本当に効果のあるテニス上達法」は、下記です。
「ボールに集中!」
「ボールに集中」とは、何も意識せずに、「一心」を通じて「無心」になること(関連記事「何かを身につける必要は『ない』」)
逆に、意識するフォームの数が増えれば増えるほど、「無心」から遠ざかり、「これを試してもだめだから、次はあれ」「あれも上手くいかないから、次はこれ」とばかりに、猿が木から木へと引っ切り無しに飛び移るがごとく、「無心」とは正反対の「猿心」になってしまいます。
▶「自己否定」するからテニスが苦しくなる
コーチの言っているとおりにやっているつもりなのに、できないでいると、「私のやり方がまずいのかも」と自己否定するから、テニスが苦しくなっています。
そうじゃない。
そこは指導法が、(あくまでも非難ではなく)否定されるところなのです。
私たちが「英語を話せない」としたら、それは私たちが悪いのではなくて、指導法が悪いのです。
「英語なんて言葉なんだ。こんなものやれば誰だってできるようになる!」といったのは東進ハイスクールの安河内哲也先生でした。
https://youtu.be/BZ8YUulj_G4?t=70
「誰だってできるようになる!」はずなのに「できない」とすれば、やっぱり指導法が悪。
もちろん「悪い」といっても非難する他意はなくて、「悪」にはもともと「下手」が含意されているので、指導法が下手(効果的ではない)とアセスメントされます。
▶ハッピーなテニスライフを!
世の中には、無数のテニス上達法があるように、私の目には映ります。
その中でも、「本当に効果のあるテニス上達法の見極め方」をお伝えしました。
「コーチの言っているとおりにやっているつもりなのに、私にはできない……」が続くと、どうしても自己否定的になり自己肯定感を損ないます。
それは本当につらいこと。
「人生は一度きり」というように、その道程がハッピーなテニスライフでありますように。
繰り返しになりますが、「本当に効果のあるテニス上達法」は「ボールに集中!」。
そのためには、インプレー中にフォームは、意識しないのです。
即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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