質問023:テニスの試合に臨む時の気持ちを教えて。やっばり「絶対勝つ」?
回答
▶誠実であると「ボールがよく見える」
誠実であることです。
誠実であろうとすると、心が落ち着き、集中力が増します。
すると、ボールがよく見え、テニスでミスする唯一の原因である打球タイミングが合いやすくなったりするため、意識しなくても結果的に勝利する可能性が高くなります。
だけど先に勝ちを意識すると、勝ちたい「欲」が先行するため、心が波立ち、集中しにくくなります(勝てなかったらカッコ悪いなど、考えがちです)。
そのため、結果的に勝ちにくくなります。
▶不誠実は「集中力をかき乱す」
不誠実であることは、最も集中力を乱す原因です。
たとえば微妙なボールを自分の有利なようにセルフジャッジしてしまったら、次のポイントはたいてい、落とします。
不誠実は心をざわめかせるため、集中力をかき乱すのです。
▶欲があるのは「人として当然」
今年の全仏オープンを賑わせた加藤未唯の一連の騒動を、私は美談だとは思いませんけれども、少なくとも執拗な抗議によって失格に仕向けようとした相手ペアは、次のラウンドで敗戦しました。
とはいえ五十歩百歩。
私も含め、人の欲など所詮「そんなもの」でしょう。
彼女たちにとっては「仕事」ですから、勝つか負けるかで、日本円にして1試合につき何百万円かの実入りの違いとなります。
私たちだって仕事で数百万円の取引を成約させるには、ネゴシエーションするのは当然です。
だけどそこは誠実でありたい、という話をここではしています。
▶「サラリーマンシップ」にのっとる
正々堂々を含意するスポーツマンシップが、なぜとりわけアスリートに限って求められるのか、不思議です。
サラリーマンであっても、「営業マンシップにのっとり、セールスマンシップにのっとり、正々堂々と取引することを誓います!」で、よい。
私のように自営業者であれば「フリーランスシップにのっとり」といえば、気が引き締まる思いです。
▶感謝が「アルファ波を導く」
また、感謝することです。
一緒にプレーしてくれる人のことを、対戦相手も含めて、ありがたいと思う。
対戦相手は協力者です。
敵視すると自己肯定感が下がります。
感謝すると「他者肯定感=自己肯定感」ですから、自己肯定感が上がります。
そうすると脳波がアルファ波支配で安定し、集中力がさらに上がります。
▶他人のためではなく、「自分を守るため」
誠実であることや、感謝することは、何も「他人のため」を思ってではありません。
偽善のすべてが悪いとは思いませんけども、少なくともそれは「偽善」。
誠実であることや、感謝することは、真っ先に「自分を守るため」であるのです。
自分が守られていて安心・安全であれば、他人を守ることもできる。
これが本当の「善」です。
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