テニス上達メモ131.サーブは「逆算」で上手くなる
▶気持ちが楽になってから相談するのではなくて、人に相談するから気持ちが楽になる
今までにも、「逆算」については取り上げてきました。
覚えていらっしゃるでしょうか?
いくつかさらってみますと、テニスが上手くなってから試合に出るのではなくて、試合に出るからテニスが上手くなるという、一般的とは逆な印象のプロセスについてお伝えしてきました。
他にも「アズイフの法則」ですね。
楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる。
怖いから逃げるのではなく、逃げるから怖くなる。
気持ちが楽になってから相談するのではなくて、人に相談するから気持ちが楽になるのです(ですからいつでもご相談ください→tenniszero.note@gmail.com)。
やる気も、先にやるから、やる気があとから出てくるというのが、「やる気を出す世界で唯一の方法」なのでした。
そのためには(勉強しようと意識しなくても)、まずはノートを1ページ開くだけのスモールステップでOK。
目に飛び込んできた文字が気になり、調べ始めるとやる気がもりもり出てきて止まらなくなります。
▶精神的にしっかり落ち込むと「心の自然治癒力が高まる」
さてサーブにつきまして、スイングをするからサービスボックスを狙えるのではなくて、サービスボックスを狙うイメージがあるから、その手段であるスイングが、現実となって現れるのです。
こちらではまさか、ビーチサンダルを買うからハワイに行くのではなくて、ハワイに行くイメージがあるから、ビーチサンダルなどの必要な手段が揃うとご説明しています。
悲しいから喪失体験をするのではなくて、喪失体験をするから悲しくなるのです。
そして衝撃を受けた心が元気を回復する過程では、無理に元気を出そうとはしゃぐのではなくて、人や場合によってはしっかり精神的に落ち込んで「心の自然治癒力」を高めるための休息も必要なのでした。
▶体は必要なスイングを「自動で行う」
さてスイングをするからサービスボックスに入るのではなくて、サービスボックスを狙うイメージがあるから、手段であるスイングが現れる。
両者は「似て非なるもの」ですよ。
つまり「まったくの別物」です。
なぜならスイングしようと意識すると、ボールに集中できないから、サーブが入るパーセンテージは下がる相関だからです。
一方サービスボックスを狙うイメージが潜在的に備わっていれば、あとは何も考えなくてもボールに集中すれば、体が自動的に必要なスイングを行ってくれるのです。
ですから「自分の体を信頼して任せる」ことが大事です。
▶駅まで「歩こうと意識」する?
たとえるなら自宅から歩こうとするから、駅までたどり着けるわけではありませんよね。
自宅から駅まで行くルートのイメージが潜在的に備わっているから、体が自動的に歩き出すのです。
その過程では、たとえば時間が間に合いそうになければ、残りの距離や時間などの条件から小走りしたりして、体は動きをイメージに従って自動調整してくれます。
▶スイングを「意識」するからタイミングが合わない
ところが伸び悩む多くのテニスプレーヤーはたとえていうと、歩こうと意識しているのです。
もちろん通勤通学なら、イメージがあれば駅までたどり着けるでしょうけれども、テニスの場合はコンマ数秒の打球タイミングを合わせる精度が求められます。
そのために、ボールに集中するのです。
ところがスイングを意識したら、打球タイミングが合わなくなるから、「イメージは現実化する」などと言っても、イメージどおりの現実が起こらないのです。
0.1秒ズレたらオフセンターヒットとなり、1秒ズレたら空振りするのです。
▶「ズレ」を修正して伸び悩み解消!
厄介なのは、伸び悩んでいる多くのテニスプレーヤーはすでに、「ちゃんと振ること」「上手く打つこと」「サービスボックスを狙うこと」などを意識するようにプログラミングされている。
「それが必要なのだ!」と、それこそ誤って「イメージ」されているのです。
ですからその「ズレ」を修正すれば、伸び悩みを解消できるのです。
そのためのヒント、アイデア、ご提案を、手を変え品を変え、テニスゼロではお伝えしています。
それにしても「努力逆転の法則」しかり、「顛倒」しかり、「ナイチンゲールの教え」しかり、常識とは驚くほど「逆ばかり」です。
▶「幸せになりたい」と願うから……
改めまして、サーブは「逆算」で上手くなる。
つまりサーブのスイングをするからサービスボックスを狙えるのではなくて、サービスボックスを狙うイメージ(目的)があるから、体は自動的にサーブを入れるスイング(手段)を行います。
そうすると、本当に「イメージは現実化する」のです。
人はどんなに意識で「幸せになりたい」と願っても、「潜在的なセルフイメージどおりにしか生きられない」などと言いますよね。
そして幸せになりたいと願うのは、今の自分が「不幸のセルフイメージ」だから。
それもやっぱり、「イメージは実現化する」と言われるとおりの結果なのでしょう。
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