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テニス上達メモ044.「成功しかない」必ず結果が出る方法!


▶どんなに考えても結果は「分からない」

 
私たちはつい、「結果」について考えてしまいがちです。

仕事が、上手くいくか、いかないか?

転職は、成功するか、失敗するか?

試合に、勝つか、負けるか?

テストに、合格するか、不合格になるか?

人に、好かれるか、嫌われるか?

告白は、叶うか、叶わないか?

お金は、儲かるか、失うか?

そして ショットが、入るか、入らないか?

でもそんな未来の結果については、やってみないことにはどんなに考えても、分かりません
 

▶結果が分かるなら試合をする必要もない


やらずに結果が分かっているなら、やる必要すらないと言えます。

勝敗が分かっている試合など、やる必要あるでしょうか?

合格するのが決まっているのに、試験なんてやる必要はありません。

結果が分からないから、挑戦するのですね。

「出来レース」ではないのです。

そうであれば結果はどうなるか分からない以上、少しでも成功確率を上げるには、どうすればいいでしょうか?

▶できることは「今のプロセスに集中」だけ


結論を言うと、結果について考えず、とにかく今のプロセスに集中するしかありません

生きている限り、「今やる何か」は、目の前に必ずあります。

結果を考えずに、それに集中するのです。

▶結果について考えるから「不安」になる

 
結果について、「上手くいくだろうか?」と考えるから、不安になる

結果について、「失敗するんじゃないか?」と考えるから、怖くなる

「勝てるだろう!」とプラス思考すれば、確かに気持ちは一時的には落ち着くかもしれないけれど、気休めにしかなりません。

何せ本当のところは、結果がどうなるかなんて、「今の時点では絶対に分からない」のですから。

それを、本心は見抜くのです。

「勝てるだろう!」なんて、分からないはずの結果についていちいち考えるのは、「本当は自信がないからだろぅ?」といった具合に。

それよりも結果はどうあれ、とにかく今のプロセスに集中するのです。

▶「自分」と「結果」を切り離す

 
「結果は分からないだって?」

「そんなの当たり前の話じゃないか!」などと、思われるかもしれませんね。

けれども、本当の本当の本当に分からないのだと腑に落として、今の自分と結果とを、完全に切り離すのです。

そのためには、結果に対する、怖くて心配にもなる不安な思いを、「集中」という力を使って、なぎ払います

試合の勝敗は、自分のコントロール外のところにあるので、意志の力ではどうすることもできません。

ですから潜在意識にドーンと預けてしまうのです。

結果を考えずプロセスに、具体的にはテニスでは「ボールに集中」が、今のプレー中には、何より求められます。

▶「入るか、入らないか?」がよぎる時


ボールに集中しているつもりでも、そのショットが「入るか、入らないか?」がよぎった時点で、それは結果にとらわれているのです。

つまり、目の前のボールに、集中できていません。
 
反応してしまっているのです

くだんのベストセラーはこう説いたのでしたね。

すべての「苦しみ」は、自分が「反応する」ことから始まっています

反応しない練習』(‎草薙龍瞬著、KADOKAWA/中経出版刊)

打ったボールが着弾するまでは、結果はどうなるか、分かりません。

こちらが放ったバックアウトのボールに対戦相手がうっかり手を出して、インプレーが続くことも、なきにしもあらず。

もちろん、それを期待するわけではないけれど、結果はどうなるか分からない以上、できることといえば、今、ここで行なう目の前の作業、すなわち「ボールに集中」し続けるしかないのです。

▶「ボールの回転」を見続け、見届ける


具体的には、飛んでいくボールが入るか入らないかなんて結果を気にせず、ボールの回転を見続け、見届けます。

1ショットを打つにあたって、「入るか、入らないか?」の結果を、気にしない。

野球でいえば、ホームランを打とうとして、打てるものではありません。

ゴルフでいえば、ホールインワンを狙って、取れるものではないでしょう。

それが意志の力でできるのであれば、苦労はないはず。

それよりも、ボールに集中して、正確に芯で捕える一つひとつの作業に集中することのほうが、ホームランやホールインワンという結果について考えるよりも、遥かに有意義な作業になる

▶「1秒後」すら結果は分からない


結果にとらわれない。

結果というと、ややもすれば「遠い未来」を想像しがちかもしれませんけれども、「1秒後」すら、どうなるかの結果は考えません

結果を考えてなかなか行動できない、なんていう、ぐずつき、凍てつきも、実際にありますから、工夫としては、「考える前に行動し始めればいい」のですね。

もちろん、頭では分かっていても、言うは易し、行うは難しですが、「そうするしかない」のです。

結果はどうなるか、絶対に分からないのですから。

▶結果が分かっているなら、「告白」する必要すらない

 
本当の本当の本当に結果はどうなるか分からないのだと腑に落として、今の自分と結果を切り離す、というご提案。

告白しても、叶うか叶わないか、分からない。

分かっているなら、告白する必要ないじゃないですか!?

だったら、付き合えるかどうかの結果など考えずに、目の前のお相手に集中し、よく見て、よく聞いて、よく触れて、今というこの瞬間を、大切にしさえすればいい

分かっているのにあえて告白するなんて、それはヤボってものにもなりかねません(笑)。

(結婚前提のプロポーズは、ケジメとしてアリかもしれないですけどね)。

▶「気にしない練習」

 
いずれにしても結果は、しかるべきプロセスの作業に集中して遂行した、その結果にすぎない

できるかできないか、どうしても気になるけれど、気にしない。

上手くいくかどうか、どうしても気になるけれど、気にしない。

結果が知りたくて、怖くて不安になる。

怖くて不安になるから、結果が知りたくなる。

鶏と卵の関係です。

でも、結果について考えると、結局、今の作業に集中できません

ぐずつき、凍てつきが、挑戦を阻み、ますますグルグルと考え続ける悪循環です。

だけどいくら考えても、分からないものは分からないのだから、今、目の前のできる作業に、集中するしかないのです。

また結果について考えると「やる気」が出ると勘違いしがちですけれども、やる気を出す「唯一の方法」はそうではないのです。

▶考える前に動くと怖くなくなる「パラドクス」


テニスに限らず、何にでも応用できると思います。

「今すぐ」、始められます

「どうなるだろうか?」などと考えずに、考えるよりも前に、行動し始めて、プロセスのなかで一つひとつの作業に集中。

そうすると、怖くなくなります。

これは「パラドクス」です。

どうなるか、不安だから結果について考えるのだけど、考えずに行動すれば、怖くなくなるのです

明日の試験の結果がどうなるのか分からなくて、不安で眠れないのだとしたら、たった今できる作業「呼吸」に、集中するのです。

空気が鼻の穴から入って、喉をとおり、肺へ至ると、胸やお腹を膨らませては、次には胸やお腹をしぼませつつ、喉をとおって、鼻の穴から出ていく息の出入りに集中します。

すると、考える刺激にとらわれないから「ぐっすり眠れる」のです。

すると、試験当日のパフォーマンスが上がるのです。

つまり試験を迎えた当日は、今、目の前の問題を解く作業に、集中できるのです。

▶「エイヤッ」とでも動き出す「行動する勇気」

 
考える前に行動する。

そうはいってもまだ、言うは易し、行うは難し、かもしれません。

結果について考えている「自覚すらない」かもしれません

そこは、主観的にジャッジメントするのではなく、客観的なアセスメントは必要。

いつの間にか、考え始めてしまっている。

いつの間にか、ぐずつき、凍てついてしまっている。

怖くて、動き出せずにいる。
 
ですからアセスメントに基づき「エイヤッ」とでも動き出すと、怖くなくなるのです

だからこそ、本当の本当の本当に結果はどうなるか分からないのだと腑に落として、今の自分と結果を切り離すのです。

▶集中とは「人事を尽くして天命を待つ」

 
そして、目の前の、一つひとつのできる作業に集中する。

そうすれば、(何かしらの)結果はついてきます。

なぜなら結果は、しかるべきプロセスの作業に集中して遂行した、その結果にすぎないからです。

「人智を尽くして天命を待つ」という姿勢が、取りも直さず「今のプロセスに集中」
 
それが自分にとって望ましい結果かどうかまでは分からないけれど、動けば結果は必ず「ついてくる」のです。

そしてトーマス・エジソンは言いました。

「実験に失敗したのではなく、電球に使えないフィラメントを見つける発見に1万回成功したのだ」と。

動けば「成功しかない」のです。

即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero