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スクワットでよく議論される深さの問題について
バーベルスクワットの深さ問題について
スクワットのフォームでよく議論される「深さ」について現時点での僕の考えです。
スクワット(深さ)には以下の4つに分類します。
・クォータースクワット
・ハーフスクワット
・パラレルスクワット
・フルスクワット
今回はパラレルスクワットとフルスクワットについて、結局どっちがいいの?ということですが…。
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結論として「目的による。」
そしてフルでスクワットが出来る柔軟性と動作の獲得は出来ていることに越したことはない!というのが現時点での結論です。
やるかやらないかは別として、出来るがしない。と出来ないからしない。とでは違います。
必ずしもフルスクワットを行なう必要はありませんが…。
"やる" か "やらない" かは別として…。
できた方がいいです!
ただ正直言ってスクワットで求められることは多く、実際適切なフォームでスクワットが出来る人は割合的に意外と少ないように思います。
特に身体が整っていなければ意識でどうこうは出来る問題ではないので、場合によってはストレッチやエクササイズを実施する必要があります。
スクワットで求められること
①肩〜肩甲骨の柔軟性(可動性)
②体幹部の剛性
③足部〜股関節の柔軟性(可動性)と安定性
④動きのパターンの学習
この①〜④が獲得できていれば、スクワットが"自然と出来る"と思っています。
逆に足部や股関節の動きに制限があったり、動きのパターンが理解出来ていなければフルスクワットは難しいと思います。
僕の場合、足部のアライメントを調整したり、内転筋群や外側広筋やハムストリングスなどをリリースしたり、その周辺の筋を活性化させる為のアクティベーション(エクササイズ)を行なってからスクワットを行なうようにしています。
フルスクワットの際に気をつけるべきポイントとしては、深くしゃがもうとして骨盤の後傾が誘発され、お尻が下を向いてしまうバットウインクというエラーがあり、それを防ぐ必要があります。
スクワットの深さは人それぞれの能力に依存します。深さの目安として、後頭部〜肩甲骨〜仙骨のラインが直線上にある姿勢を保てているかどうかです。
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スクワットにも段階(レベル)があるので、まずはフルスクワットではなくパラレルスクワットを行なえるように練習することをオススメします。
まずは動作の獲得と円滑化を目指しましょう。
インスタグラムでは、スクワット前にオススメのストレッチとエクササイズをご紹介しています。
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