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小説〜全37話〜「真夜中のエンターテイナー」

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短編小説、散文形式の全37話の物語です✨ ダイアリーのようなものでもあり、シリーズものです。
このマガジンは2007年頃から現在までずっと書き溜めたものを出していきます✨ 普段の記事とは違う読…
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#この春やりたいこと

暗闇のエンターテイナー 37

〜黒い月〜 かすみと瑠花がアーネストハウスに 着いたのは午後の遅い時間だった。 晴れに…

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暗闇のエンターテイナー 36

An illustration by ASTERISK 〜僕が残してしまったもの〜 ある夕方 瑠花はドアをバタンと…

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暗闇のエンターテイナー 35

〜大きな愛の物語〜 かすみ草は 他の色めく花を引き立てたり 際立てる花ではない。 周り…

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暗闇のエンターテイナー 34

〜新しい人生〜 いくつかの年が過ぎ、 マフラーとウール生地が 手放せなくなる頃 かすみ…

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暗闇のエンターテイナー 33

〜黒い死体〜 僕の遺体が見つかったのは 3日後の朝だった。 ビーチからすこし外れた 岩場…

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暗闇のエンターテイナー 32

〜ラストステージ〜 医者は精密検査をやたらと何度もし、 結果を待った。 ただの体調不良…

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暗闇のエンターテイナー 31

〜十字架の夢〜 かすみと僕の子供は可愛かった。 エンジェルと呼ぶにふさわしい女の子だった。 かすみは24時間子供と過ごし いわゆる誰もが一度は憧れる 幸せな生活が続いた。 泣き叫ぶ子供をあやし、 ミルクをあげ 優しく撫でて寝かしつけるかすみが 愛おしかった。 ある雨嵐が狂う夜 天気予報は明け方まで 雨が続くと伝えていた。 僕は夢を見た。 世の中で成功している人が 十字架の形をして空を飛んでいる。 僕は手を差し伸べるにも 高過ぎ

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暗闇のエンターテイナー 29

〜言葉で表現できないこと〜 かすみは両親に 僕が転勤になったと嘘を付き、 戻ってくるまで…

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暗闇のエンターテイナー 28

〜×印の赤い目〜 ニットキャップのような包帯が取れると 額に×印の赤い傷が付いていた。 …

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暗闇のエンターテイナー 26

静かな夜が続いた。 かすみは愛に誠実だった。 夫が犯罪者になってしまったことは 胸の…

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暗闇のエンターテイナー 25

〜ハーフムーンの呼ぶ声〜 かすみは僕が帰宅すると いつも紅茶を入れてくれた。 透き通っ…

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暗闇のエンターテイナー 24

ささやかな式をかすみの街で挙げ かすみの家族は温かく娘を送り出してくれた。 ウェディン…

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暗闇のエンターテイナー 23

狂ったような嫉妬の夢から覚めると 身体中が痛かった。 また床で寝てしまっていた。 ビー…

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暗闇のエンターテイナー 22

本当の自分を知りたければ マリファナを吸うか ケミカルの薬を飲めばいい。 もしくは相当量のお酒。 自分の意思とは無関係に動くのだから。 大学生のある日 ただいるだけの授業が終わると 同じ大学内のバンドのメンバーから 連絡があった。 今からウチに来いよ イイモンあっからさ 二つ返事で彼の自宅に向かった。 地方出身者の彼は 下北沢駅北口から歩いて10分ほどの 少し奥まった隠れ家的なところ、 やや古びたアパートを借りていた。 シチュエーショ

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