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〜ラストステージ〜 医者は精密検査をやたらと何度もし、 結果を待った。 ただの体調不良…
〜十字架の夢〜 かすみと僕の子供は可愛かった。 エンジェルと呼ぶにふさわしい女の子だっ…
〜最後のラブシーン〜 かすみの母親が 部屋をノックすると 真っ白なシーツに赤いものが付…
〜言葉で表現できないこと〜 かすみは両親に 僕が転勤になったと嘘を付き、 戻ってくるまで…
〜×印の赤い目〜 ニットキャップのような包帯が取れると 額に×印の赤い傷が付いていた。 …
〜地獄の果てに〜 何事もなかったかのように お互いが接し、一年が過ぎた。 街は陽気なク…
静かな夜が続いた。 かすみは愛に誠実だった。 夫が犯罪者になってしまったことは 胸の奥にしまっていた。 僕は 羞恥心と情けなさと劣等感と戦っていた。 かすみはこんな僕を 誠心誠意支えてくれた。 わたしも一緒に悪いことしちゃう~ むしろ茶化すくらいの姿勢で いてくれた事が嬉しかった。 もちろん道徳に反する行為には 賛成こそしないものの、 2人で誓い合った事に対しては 全く影響がなかった。 しかしかすみは時々、胸がチクンと す
〜ハーフムーンの呼ぶ声〜 かすみは僕が帰宅すると いつも紅茶を入れてくれた。 透き通っ…
ささやかな式をかすみの街で挙げ かすみの家族は温かく娘を送り出してくれた。 ウェディン…
狂ったような嫉妬の夢から覚めると 身体中が痛かった。 また床で寝てしまっていた。 ビー…
本当の自分を知りたければ マリファナを吸うか ケミカルの薬を飲めばいい。 もしくは相当量…
かすみが目覚めたのは 夜だった。 かすみが住んでいる辺りは 駅から離れた閑静な住宅街の…
僕は珍しく波の穏やかな夕方のサーフィンを 終えたところだった。 波はイマイチだが、誰も…
かすみは体で感じられる全てを 公園に注いだ。 しばらくすると、かすみの体は溶け 着ていたワンピースだけがベンチに残った。 わたしが消したいもの全て 消し去りたい 15歳の夏 美術部に所属していたかすみは 毎日一生懸命デッサンに勤しんでいた。 描いては描き、描いては描き 時にはイタズラ描きや 自分のネームもその時決まったものだった。 この歳独特の、女子の方が男子より 色々な事に精通していたり 多くの女子は男子が子供っぽく見えた。 遅く