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小説〜全37話〜「真夜中のエンターテイナー」

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短編小説、散文形式の全37話の物語です✨ ダイアリーのようなものでもあり、シリーズものです。
このマガジンは2007年頃から現在までずっと書き溜めたものを出していきます✨ 普段の記事とは違う読…
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2021年3月の記事一覧

暗闇のエンターテイナー 32

〜ラストステージ〜 医者は精密検査をやたらと何度もし、 結果を待った。 ただの体調不良…

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暗闇のエンターテイナー 31

〜十字架の夢〜 かすみと僕の子供は可愛かった。 エンジェルと呼ぶにふさわしい女の子だっ…

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暗闇のエンターテイナー 30

〜最後のラブシーン〜 かすみの母親が 部屋をノックすると 真っ白なシーツに赤いものが付…

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暗闇のエンターテイナー 29

〜言葉で表現できないこと〜 かすみは両親に 僕が転勤になったと嘘を付き、 戻ってくるまで…

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暗闇のエンターテイナー 28

〜×印の赤い目〜 ニットキャップのような包帯が取れると 額に×印の赤い傷が付いていた。 …

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暗闇のエンターテイナー 27

〜地獄の果てに〜 何事もなかったかのように お互いが接し、一年が過ぎた。 街は陽気なク…

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暗闇のエンターテイナー 26

静かな夜が続いた。 かすみは愛に誠実だった。 夫が犯罪者になってしまったことは 胸の奥にしまっていた。 僕は 羞恥心と情けなさと劣等感と戦っていた。 かすみはこんな僕を 誠心誠意支えてくれた。 わたしも一緒に悪いことしちゃう~ むしろ茶化すくらいの姿勢で いてくれた事が嬉しかった。 もちろん道徳に反する行為には 賛成こそしないものの、 2人で誓い合った事に対しては 全く影響がなかった。  しかしかすみは時々、胸がチクンと す

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暗闇のエンターテイナー 25

〜ハーフムーンの呼ぶ声〜 かすみは僕が帰宅すると いつも紅茶を入れてくれた。 透き通っ…

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暗闇のエンターテイナー 24

ささやかな式をかすみの街で挙げ かすみの家族は温かく娘を送り出してくれた。 ウェディン…

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暗闇のエンターテイナー 23

狂ったような嫉妬の夢から覚めると 身体中が痛かった。 また床で寝てしまっていた。 ビー…

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暗闇のエンターテイナー 22

本当の自分を知りたければ マリファナを吸うか ケミカルの薬を飲めばいい。 もしくは相当量…

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暗闇のエンターテイナー 21

かすみが目覚めたのは 夜だった。 かすみが住んでいる辺りは 駅から離れた閑静な住宅街の…

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真夜中のエンターテイナー 20

僕は珍しく波の穏やかな夕方のサーフィンを 終えたところだった。 波はイマイチだが、誰も…

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真夜中のエンターテイナー 19

かすみは体で感じられる全てを 公園に注いだ。 しばらくすると、かすみの体は溶け 着ていたワンピースだけがベンチに残った。 わたしが消したいもの全て 消し去りたい 15歳の夏 美術部に所属していたかすみは 毎日一生懸命デッサンに勤しんでいた。 描いては描き、描いては描き 時にはイタズラ描きや 自分のネームもその時決まったものだった。 この歳独特の、女子の方が男子より 色々な事に精通していたり 多くの女子は男子が子供っぽく見えた。 遅く

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