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印象に強く残った旅先グルメ3選【2024年編】

結論

2024年は旅先で出会った海の幸が特に印象に残った。


2024年も印象に残ったグルメについて話します。

2023年は札幌のスープカレー、群馬県の人気YouTuberの焼肉屋さん、福岡PARCOにある回転寿司を紹介しました。ぜひ、下の記事をお読みください。

寒ブリ

氷見の寒ブリをお店で堪能したい

人生の中でやりたいことリスト

しかし、冬の日本海側の気候は読めず、交通機関が無事に動くか不安でした。いつか、氷見市に行って寒ブリを味わう夢を抱きつつ、2024年は東京で食べることにしました。

日本橋には、富山県のアンテナショップがあります。アンテナショップ内にある「富山はま作」という富山料理のお店でいただきました。

2023年に予約したものの、元日に発生した能登半島地震の影響が懸念されました。氷見市は、能登半島の付け根の東側にあり、震度5強の揺れに見舞われました。断水が最長3週間続き、液状化現象による道路の陥没も観られました。氷見漁港も被災しました。1月5日にセリができる状況までこぎつけ、ブリの水揚げは例年通りできました。

氷見の寒ブリは、北海道から里帰りのため、九州に向かう途中でとれたブリです。よく食べ、よく動くため、筋肉質の身に脂をまとっています。

ランチでは、焼き、刺身、わっぱ飯、ブリ大根をいただきました。他にも、富山県ならではの前菜、デザートもつきました。今回は、ブリの登場のみ振り返ります。

まずは、刺身。お腹の脂がのった部分は大トロのような濃厚さ、スッと消えるはかなさ、旨味の余韻を兼ね備えていました。数回噛んだだけで無くなりました。一方、血合背中に近い身の部分はマグロの赤身とはちがう筋肉質で、歯ごたえが感じられました。

次にエラの周りを焼きで味わいました。骨を外しながらいただきました。食感は胴体部分より筋肉質で、鶏肉です。噛むごとに旨味があふれ、ジューシーでした。


次は、ブリ大根です。ブリ大根は家で作ることが大変なイメージです。ブリ大根は、ブリしゃぶに並んでお店で食べたいブリ料理でした。味の染みた大根を噛みしめるごとに旨味がにじみ出ます。ジューシーなブリがおいしかったです。


大根だけ煮込み、ブリは後から、さっと火を通す程度。一度冷まして味を染み込ませてから温めるためブリが固くならず、ホクホクでした。あっという間になくなりました。

2024年シーズンは、2023年を上回る豊漁です。12~2月、スーパーマーケットでも、運が良いと並んでいることもあります。高知県など柑橘の特産地でポン酢を買って、家でブリしゃぶを楽しむという夢もできました。

氷見の寒ブリについて、こちらの記事もお読みください。

花咲カニ

日本最東端の都市、根室市で出会いました。花咲カニは、根室半島周辺でしかとれません。5年前、東京ドームで行われた日本祭りで、花咲かにの存在を知り、一度、食べたかった味です。5月、釧路市だけではなく、根室市へ立ち寄ることを決めた1つの要因でした。

最初、値段に驚きました。カニと言えば、高級なイメージがあります。札幌場外市場に行くと、毛ガニですら、5000円でも買うことができません。しかし、花咲カニは小ぶりではあるものの、1000円でおつりがきます。最初、値札を見たときケタを疑いました。あまりの安さで、おみやげに買おうとすぐ決め、親族、数少ない友人に渡しました。

花咲ガニは、食べられないようにトゲで体を守っています。トゲに当たると痛いです。剥くためには、技術が必要です。苦労して剥いた先には、感動が待っていました。食べ放題でよく見かけるベニズワイガニより詰まっています。

今回は、花咲港近くの中華料理屋さんで、カニチャーハン、鉄砲汁を作っていただきました。

玉子、玉ネギだけのシンプルなチャーハンの上に花咲かにの身がのっていました。味の密度は、タラバガニ、ズワイガニ、毛ガニより上のように感じられました。昆布の群生地となっており、昆布を食べて育つためか、甘く濃厚でした。筋肉質の歯ごたえも感じられました。

鉄砲汁は、花咲ガニ、味噌、ネギだけでできる贅沢な味噌汁です。花咲カニから思った2倍の塩分が出るため、味噌の量は半分程度でも充分です。ネギとともにいただくと、身体が暖まります。カニの濃厚な出汁も逃さず味わうことができます。

花咲ガニを楽しんだ旅について、下の記事をぜひお読みください。

マンボウ

noteの執筆に専念するため、西伊豆の宿に泊まったとき、夕食で出会いました。マンボウといえば、水族館でプカプカと浮かんでいるあの大きな魚です。人間より大きく、おっとっとが巨大化しような見た目です。初見だと、怖さすら感じます。

マンボウは食べられます。伊豆半島、紀伊半島などマンボウがとれる地域では、古くから食べられています。マンボウはフグの仲間です。身はトラフグのように真っ白です。毒を持たないため、肝が食べられます。しかし、寄生虫のリスクがあるため、鮮度のよいものに限ります。肝味噌と和えてタレを作り、刺身として食べました。水分量が多く、鮮度がよいためか、プリプリのコリコリ感が楽しめ、歯切れがいいです。マンボウの身は淡白で味はしないため、自分好みの味に染めることができます。肝みそは、クセがなく、後からバターのような濃厚な味わいが広がりました。写真を撮ることを忘れさせるほど夢中になる味でした。


2024年は海の幸づくしの1年でした。2025年も歩み続け、1年後に特に印象に残った旅先グルメについて紹介します。


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たびてく@一人旅ガチ勢
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