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11.世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか

こんばんは、やんです。
本日は山口周さんの世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか という本について書いてみます。

本書を読んだ目的
山口周さんの書籍が好きであり、なかでも本書のタイトルの美意識というのが仕事にどのようにかかわるのかが気になり読んでみました。

本書を読んでの感想
本書に出てくる美意識というのは、個々人の真善美の価値観のこと。個々人の真善美=美意識を向上することがエリートには求められる理由について書かれた本。個人的に心に残ったのはいわゆる高学歴だが社会に適合できない人に多い事例について。受験勉強のようにルールがあり努力すべきベクトルが明確に示されたフィールドで成果を出すことに特化しており社会における理不尽さに適合出来ない人は文学などにほぼほぼ触れてこなかった人が多い。 この辺りを読んでいる時に、高度成長期という日本という国自体の成長の仕方も欧米の先行例という明確な方向があってそれ以上の機能をより早く達成すること、という受験勉強のような明確なルールがあった中での成長であること、それが国としての成功体験として存在し続けていることが今日のような不確実性に満ち溢れた時代において圧倒的に勝っている日本企業が少ないことに紐づいている気がした。欧米では哲学が必修科目になっている国も多く、自ずと自身の中の美意識を磨く機会があるようなので自分がこうあるべき、という生き方やビジネスができるという部分もあるのかなと思いました。私自身もこの本で書かれている美意識は低い方だと思うので、自分の中の真善美を確立すべく美意識を磨いていきたいです。

この本を読んで行動に移すこと
引き続き読書を習慣として継続する
ビジネス書以外にも、哲学書にも手を出してみる

本書を読んで特に気になったフレーズ
①全体を直感的にとらえる感性と、真善美が感じられる打ち手を内省的に創出する構想力や想像力が求められる
②直観は良いが非論理はだめ
③デザインと経営の本質的な共通点 エッセンスをすくいとって後は切り捨てる
④悪とはシステムを無批判に受けいれること

 嫌われる勇気を読んだ時にも感じたことですが、自分はこう思う/こうやりたいという真善美を持つことが、これからの時代を強く楽しく生き抜くための攻略法だろうなと思いました。


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