福寿草|春を告げる花
禍福糾纆
お茶にお菓子は欠かせない。
色や形で季節感を表しながらも、主張しすぎず、お茶をより美味しくいただけるように作られている。
今回の主菓子である、福寿草。
江戸時代、春を1番に伝える花として「福告ぐ草(フクツグソウ)」と呼ばれており、その後「告ぐ」が「寿」に変化し、「福寿草」となったそうだ。
開花期が長いことから、「長寿」の意味もあり、新春のおめでたい花でもある。
日本では、縁起の良い花として親しまれている福寿草だが、西洋では「悲しい思い出」という花言葉があるそうだ。
「禍福は糾える縄のごとし」
悪いことがあれば、良いことも必ずある。
何事にも一喜一憂せず、その時その時を平常心で過ごしていけるように心がけたい。