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1000万の価値を探して。②心のスペース。
今日は、沢山の金木犀と出会うことができました。
バスの車窓から見た、金色の垣根。
遠くからでもわかる優しい香り。
小さくてかわいい花たち。
私が住んでいる街は、金木犀が色々なところに植えられていて、どこに行っても素敵な香りでいっぱいで、ホッとします。
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中には、遠くの方まで香りがするのに、
近くだと香りに気づかない、という木もありました。
金木犀にも個性があるのかもしれません。
今日、金木犀と出会うことができたのは
香りに気づくことができたからで、
周りを見回す余裕があって
見つけたら嬉しくなる、心のスペースがあったからだと思っています。
もし私が、不安や心配、悩みなどで心がいっぱいになっていたら、
気づけなかったと思うのです。
心のスペースを少しあけておく。
言葉では簡単なようで、実際はとても難しい気がしています。
体力や気力がないと、心はすぐにいっぱいいっぱいになってしまいますし、
その時の気分にもよると思います。
できればニュートラルというか、いつものんびりと構えていられれば良いのですが。
また、時間に追われていても、余裕がなくなってしまいますよね。
これからまた仕事をするにあたり、小説執筆に時間を割けるのか、そこまで気力が保つかわからなくて、不安でした。
でも今日、『だいじょうぶだよ』と、金木犀に言われたような気がしました。
花や鳥、雲の流れなどから
季節を感じている時には、
心のスペースがある時かな、と思っています。
そういう時に心を見つめて、
自分らしくいられているかを時々、振り返ることができれば、無理をしなくて済むかもしれません。
小説執筆の時も、心にスペースをあけておくことで
表現を変えたり、登場人物の心に入り込んだりできるのではないのかな、と思っています。
時間に追われがちな世の中で、それを実践していくのは大変かもしれませんが。
自分らしく生きるために、意識していきたいな、と思ったのでした。
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