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【薬膳編】漢方の知恵1 五色の人参🥕



中医学の生薬

中医学の生薬の中で『五参ごじん』とよばれる薬があります
じん』は特に優れた効能を持つ薬に使われる言葉で
『五参』は色の異なる五つの人参の事です

五行学説の五臓五色に対応

明の時代に記された『本草綱目ほんぞうこうもく』。
その書を記した本草学の第一人者「李時珍りじちん」は

五参はその五色がそれぞれの五臓に配するもの
人参は、脾に入るから黄参といい
沙参は、肺に入るから白参といい
玄参は、腎に入るから黒参といい
牡蒙は、肝に入るから紫参といい
丹参は、心に入るから赤参という

 
≪ 五参の効能 ≫
人参にんじん: 脾に対応するので黄参おうじん
  (補気健脾・・・気を補い脾を元気にする)
沙参しゃじん: 肺に対応するので白参はくじん
  (養陰潤肺・・・陰を養い肺を潤す)
玄参げんじん : 腎に対応するので黒参こくじん
  (滋陰解毒・・・潤いを養い解毒する)
牡蒙ぼもう : 肝に対応するので紫参しじん
  (清熱解毒・・・熱を冷まし解毒する)
丹参たんじん : 心に対応するので赤参せきじん
  (活血清心・・・血行を促し心をととのえる)
 
*中でも丹参は、『血』の不調を改善する薬として古くから婦人科系
循環器系の病気に使われてきた。
血と関わりが深く、主に心・肝の不調(瘀血、精神安定等)の改善に利用されることが多い

引用:チャイナビューNo.304 中国的生活より


五臓と五色

最近は、漢方薬を処方してくれるお医者さんも増えてきました。
漢方薬局で、見かけることがあれば
目にすることもあるかもしれませんよ。


キンカン:これから旬。喉にもいいですよ


#理科がすき


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