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マガジン『ホームスクール、まなびのエッセンス』 10ノート目 Essence:風景を変える 本は本棚に置かれていますか? もしかして、たくさんのすてきな本たちが、「本棚にしまわれて」はいませんか。 本棚に並んだままにしているとどういうわけか、本の存在を忘れてしまうのです。そこにどんな本があったかを失念してしまうのですね。「本がある」という安心感が、逆に本の存在感を薄れさせてしまうのでした。 そんな我が家では 《本のある場所》は、たびたび移動します。 ある
マガジン『ホームスクール、まなびのエッセンス』 9ノート目 Essence:語彙力 「語彙力が豊富な人」にどのような印象を持つでしょうか。 極端な話ですが、例えば見た目だけでは国籍や出生地まではわからないものですが、「日本語を話す」ことはそれだけ「日本に近しい」と感じる要素になっています。それはどの国も同じようで、自国の言語を話して挨拶をかわす相手には非常に親しみを覚えるものです。その国の言語を少しでも理解しているということは、その国に「敬意を払います」「親しみを感じ
マガジン『ホームスクール、まなびのエッセンス』 8ノート目 Essence:調整力 小学校の保健委員会が主催する会がたびたびありました。専門の講師をお呼びした地域に開かれた学習会という感じでしたので興味深く参加していました。ある日のテーマは「学校給食について」でした。 学校給食は基本的に完食することが望ましいですよね。作ってくださっている方々の想い、献立を考えてくださっている方々の想い、それから地域から食材を提供してくださる方々の想いが詰まっている給食です。(※給食室
マガジン『ホームスクール、まなびのエッセンス』 7ノート目です。 Essence:あじわう 落ち着きのない男の子がいました。小学校高学年です。一時預かりの打ち合わせにと困った時の対処法をお母さまからお知らせいただいていた時のこと。 「癇癪をよく起こします。 お気に入りのおもちゃがあるので、それで気をそらしてください。」 打ち合わせの最中もまさしくそのように対応されていた姿がありました。一時しのぎにどうしてもそうしなければならない状況はたくさんあります。優先順位の一
アンスクーリングな我が家。ホームスクールは家庭を基盤にこども主体のまなびの環境を整えること(note『日本のホームスクール』より)にあります。それはこどもの言うとおりにするとか、こどもの希望通りにするとか、こどもの好き勝手を許すなどというものではなく、大人が大人としての視点を持ちながら、こども目線に寄り添うことで可能になるまなびの仕掛け作りという側面もあるといえます。つまり親と子の協働の賜物がホームスクールというわけですね。 日本の場合、先にこどもが始めることも可能なのが
マガジン『ホームスクール、まなびのエッセンス』 3ノート目です。 Essence:真似る わが家はアンスクーリングで毎日を過ごしています。アンスクーリングって?とどのように説明すれば伝わるのかと、なかなか悩みます。「こどもは学校に通っているもの」というのが標準化しているので、「学校に行っていない」ことを基準に語られがちなホームスクール(アンスクーリング/ホームスクーリング/ホームエデュケーション)ですが、そのように比較して説明しようとするとかえって本質から遠ざかるような気
画像は万華鏡。外の風景を万華鏡に写すことができます。 ホームスクールはおうち暮らしです。親と子、家庭を基盤にした暮らしですから、家族の健康もお互いにまなびあえる話題です。多岐にわたるホームスクール暮らしのエッセンス第1弾です。 Essence 死生観 こどもって、よく熱を出しますね。たぶん病気にもかかります。 ホームスクール暮らしですと園や学校からの病気の感染というルートがほぼ無いので、それほどの機会は無いように思いますが、こどもの成長過程で必要な症状を出すときはあ