健康レビュー:早寝早起きだけで痩せるのか?
おはようございます
薬剤師tatsuoです☕
「早寝早起きだけで痩せるのか?(僕の人体実験結果)」というテーマでお話しします。早寝早起きと痩せることに関係があるのか、気になりますよね?僕自身、この疑問を大学時代に抱いたので、実際に人体実験をしてみた結果をシェアします。
早寝早起きの
オススメ度★★★★★
効果 ★★★★★
始めやすさ★★☆☆☆
大学生時代に始めた人体実験
大学時代、早寝早起きをしていた僕ですが、ふと思いました。「遅寝遅起きにしたら、体調ってどう変わるんだろう? そして太るのかな?」と。そんな疑問から、実験を決意。
実験内容
遅寝遅起き(12時就寝 8時起床)を2週間
早寝早起き(9時就寝 4時起床)を1か月
遅寝遅起きの結果
なんだか調子が良くない、特に胃腸
講義には集中できないし、いつも眠い
みんなが受かるような実習テストで落ちる
部活でもパフォーマンスが全然出せない
なんだか覇気がないといわれて落ち込む
ジャンキーな食べ物に走りやすく、空腹を感じていないのに食べてしまう
などという悪循環。
体調もメンタルもボロボロで、このまま続けたらどうなってしまうのか、不安になるほどでした。
ということで、1か月続けようと思いましたが2週間で中断!
早寝早起きの結果
自制心がつく
機嫌と体調が最高になる
健康に気を付けるマインドが生まれる
体を動かしたいという欲求が湧く
覇気が戻った?といわれ嬉しくなる
早朝の時間を有効に使うことで、達成感と充実感を得ることができ、何よりも生活全体がポジティブなものに変わりました。食事に対しても慎重になり、無駄に食べることが減ったように感じます。
結果は…?
肝心の体重の変化ですが、結果的には1.2㎏しか痩せませんでした。
でも、短期間でこれだけ変わったので、長期的にはもっと大きな効果が期待できるのではないかと感じました。
早寝早起きは、直接的に痩せるというよりも、習慣やマインドを変えることで、間接的に痩せるサポートをしてくれるのだと思います。
科学的根拠を見てみよう
早寝早起きが健康に良いとされる理由はいくつかあります。まず、規則正しい睡眠サイクルは体内のホルモンバランスを整えます。例えば、睡眠中に分泌される成長ホルモンは、脂肪分解を促進し、代謝を活発にする働きがあります。これが脂肪燃焼につながり、痩せやすい体を作るのです。
さらに、睡眠不足と食欲に関する研究では、睡眠時間が4時間以下の人は、7〜9時間の睡眠を取っている人と比べて、食欲を増進させるホルモン「グレリン」の分泌が約28%増加し、食欲を抑えるホルモン「レプチン」の分泌が約18%減少することが報告されています。このため、睡眠が不足すると、普段よりも空腹感を感じやすくなり、つい食べ過ぎてしまうことにつながります。
また、朝型の生活をする人々は、夜型の生活をする人々と比較して、肥満リスクが約23%低いという研究結果もあります。これは、早寝早起きの生活が食事の時間帯や内容を健康的に保ちやすくし、エネルギー消費を高める活動を促進するからと考えられます。
出典: Spiegel et al. (2004)
Knutson et al. (2007)
まとめ
今回の実験から、早寝早起きが直接的に体重を減らすわけではないにしても、生活習慣やメンタルにポジティブな影響を与えることで、結果的に痩せるサポートをしてくれるということがわかりました。
遅寝遅起きは、僕にとっては誘惑が多く、体調も良くないものに感じました。逆に早寝早起きは、自制心を高め、健康に気を配ることができる素晴らしい習慣です。長期的に見れば、早寝早起きは健康維持やダイエットに有効な方法だと確信しました。