仙人
いい生活を
維持するために
誰かを蹴落として
平和だなんて
言ってる
資本の絡まりが
どこまでも
タワマンな
天界目指して
徳まで
維持しようたって
無理な話さ
美しい裏は
たいてい
ボロ雑巾な精神で
身の丈を
越えた辺りから
メモリーは
正しく
刻まれなくなった
忘れながら
繰り返しながら
脱皮を重ねて
やりがい搾取な
成れの果て
今はそう見える
今はそう僻む
届かない一切は
曇りガラスの向こう
近視眼な煙に巻かれて
資本の強制に
牢獄される
仙人になりたい
積み重ねた一切が
生まれた瞬間から
身の丈を越えた
曇りガラスの向こうに
近視眼な煙に揺れる
こんな夜には
そんな願望しか
持てやしない──
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