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Photo by
soranochihiro
黒い炎
己の弱さのままに
黒い炎に包まれる
こびりついた
タール状の
粘りの中で
自己嫌悪と闘いながら
それでも
光に手を伸ばす
いつか
灰になってもいい
それだけだったと
その時は
諦めるさ
嘯きながらも
継ぎ接ぎだらけの
自尊心にもたれ
微震動の夕焼けを
眺めていた
答えなんて
どうでもいい
黒い炎がリアルなら
生き長らえない
すべてを焼き尽くすまで
俺を包めばいい
サバイバルな向こうへ
抜け出ることが
出来たら
その時
また会おうや