
Photo by
ichiro_saito_369
長いつぶやき【4】
中学3年の時、高校受験でやたら数学の問題だけ解いてたような気がする。それも得意な図形問題だけ。苦手な方程式の文章題は避けてたな。国語が大の苦手で、数学の文章題も読めない理解できないとかで、それでよく高校受験突破出来たってもんやわ。そういややたら、高校案内を見ていて、進路のところ、たとえば灘高校は東大100人、京大60人とか見てるのが好きだった。友だちに自分で解けた塾のテキストの難しい数学の問題、学校で覚えていて、それをそのまま思い出して出題して、彼は苦笑いしながら、「難しいな」って、でもなんか嬉しそうにしていたあの表情が懐かしい。今から31年も昔だけど、なんかあの時好きだったこと、やってたことが、結局自分の人生決めてたんかな。今は塾のアルバイトしているし、結局、年齢的に普通の就職大学行ってても難しいから、このまま塾の先生で働こうかなと思ってるし。相変わらず大学受験とかの情報好きやし。15歳でだいたい人生の方向は決まってたんやな。自分に嘘はつかれへん。いろいろ遠回りしたけど、やっぱりこの道で行くか。