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コップの縁

救われない角度から
何回も
何万回も
自分を見ていた
限界だった
気づいてなかった
また同じ角度から
同じ顔で
コップの縁で
眺める誰かは
未来の私か
ただの想像か
胸が疼きながら
同じ背丈で
奇異の目で
眺め
眺められ
クリアな孤独が
喉を通って
私を貫いていく
ここを乗り越えないと──

風が吹いて
言い訳の柱を
なぎ倒して
新しい誰かが
通ることを
ずっと待ってる
まだ少しだけ
期待されている

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