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評価は「忍」「耐」がつきもの?

vol.1341

すっかり年末の風物詩となっている「今年の漢字」ですが、2024年「金」が選ばれましたね。

パリ五輪・パラリンピック多くの金メダルを獲得したことや、政治をめぐる裏金問題金目当ての闇バイトなどが注目されたことなどが理由とのこと。

実はビジネスにおいても、帝国データバンクが企業を対象とした「今年1年の事業活動を表す漢字」という調査を実施しているのをご存知ですか?

〈大人んサー / 2024年12月12日〉

有効回答企業数は何と1320社

気になるトップ3のうち、2位3位は同じカテゴリーの言葉です。

2位:「耐」
3位:「忍」

こちらは、もはや今年というよりも普遍とすら感じる言葉なのではないでしょうか(笑)

さまざまな忍耐があるとは思いますが、不満に感じることとしてよく挙げられることの1つが「評価」

自分はもっと評価されて然るべき

そう思う方は少ないくはないでしょう。

では、きちんと評価される人というのは、どういう人なのでしょうか?

今日はそんなことを深掘りしてみたいと思います😊

評価されていない原因とは?

シビアな評価と毎日向き合っている仕事の1つが、お笑い芸人でしょう。

オーディションコンテスト、そして日々の舞台テレビと、常に緊張感持って戦っている

そんな多くの芸人の皆さんを見てきている放送作家桝本壮志さんは、まずは「評価されていない」と思う気持ちを手放すことが大事だと仰っています。

〈GOETHE / 2024年12月2日〉

桝本さんといえば、NSC(吉本総合芸能学院)10年連続人気1位の講師であり、令和ロマンを始め、多くの教え子を2023年M-1決勝に輩出した方。

そんな桝本さんは、NSCの生徒の皆さんに、このような言葉をかけていらっしゃるそうです。

努力はいつか報われるや、お天道さまがきっと見ているみたいな世界だと美しいけど、現実はそうじゃないよね? 君らを評価する人は、天からすべてを見ているわけじゃないから、こっちから上へ、評価につながるコトを上げていくことが大切だよ」。

残念ながら、「がんばった(努力)」というのは非常に主観的な感覚で、他人からすると評価したくても、なかなか分からないというのが本音でしょう…

例えば私が

毎日noteをアップするために、めちゃくちゃ努力しています!」

主張したとしても、「めちゃくちゃ努力」という言葉からは的確にその中身を察する人はいないでしょう。

でも例えば、年間1,000冊の本を読んでいるという言えば、「あっ、それは自分にはできないな」と思う人が出てきて、評価がされていく。

(…ちなみに1,000冊なんで、読んでないで〜す・笑)

つまり、他人でいる以上、その人の全てを見ているわけではないので、そもそも他人を正確に評価することはできないのです。

常に自分の現在地を明確にする

だからこそ、仕事において評価されるには「具体性」が必要になる。

成果の見える化ですね。

営業成績は分かりやすいですが、自分でつくることだってできます。

例えば、「プロジェクトへの参画数を上げた」とか、「仕事の効率化を図り、時間を短縮した」とか。

成果になっていなくても、「営業の回数を増やした」ということが明確だと評価しやすい。

仮に、回数を増やしたのに成果が上がらなかったら、商談の仕方に課題があることが分かるわけで、次の改善点も見つけやすくなります。

自分の成果ポイントを明らかにするだけではなく、実はこの改善点を明確する方が、もっと大切だと言える。

改善点が分かっていれば、成長と成果への道筋が明確になるからです。

ですから、いかに自分の成果、能力、改善点的確に整理し、把握しているかがポイントと言えるでしょう。

つまり、自分の現在地を正確に把握しているということです。

地図を広げた時、現在地を正確に分かっていなければ、迷子になるのと同じです。

結局、評価とは周りの人がするものですし、周りとの関係の中で定義されるという前提があります。

例えば、シャイな人が多い職場にいたら、自分は外交的だと思われるかもしれませんし、外交的な人ばかりの職場なら、自分はシャイだと思われるかもしれない。

能力の評価も同じで、ある程度相対的に決まる部分もあります。

まず、自分自身自分周り正確に評価できているのか?

ここがかなりポイントなのです。

それに、人はそもそも他人に対しては厳しく見ています

褒められることがあっても、それはヨイショだと思い、話半分ぐらいで受け止めておく方が賢明でしょう(笑)

ちなみに、イギリスの哲学者・政治家のフランシス・ベーコンは、

「高みに上る人は、皆らせん階段を使う」

という名言を残しています。

〈PRESIDENT Online / 2024年12月12日〉

目標に向かって努力しているときに、思ったような手ごたえを感じらないことの方が多い。

「努力が実を結ぶのは、ずっと先のこと」と思いながら、らせん階段をゆっくり、じっくり登っていくというイメージを持てると、前向きに進みやすくなるでしょう😊

“組織の理不尽”を配信

最後は理不尽に関するトピックスで締め括りたいと思います。

どうやら、理不尽をテーマにしたラジオ番組が始まるようです。

〈FINDERS / 2024年12月3日〉

手掛けるのは、プロシューマー支援事業を展開する株式会社ファンコミュニケーションズ

運営する、国内最大級のお笑いラジオアプリ 「GERA(ゲラ)」にて、新番組 「LAUGH & BIZ -笑える理不尽ビジネス論-」 を16日からスタート。

職場で誰もが経験する 「組織の理不尽」面白く、そして分かりやすく言語化し、全13回限定で配信するそうです。

普段「忍」「耐」を感じていらっしゃる方は、きっと共感できるのではないでしょうか。

ちなみに、「今年1年の事業活動を表す漢字」ランキングの1位に輝いた感じは「変」

「アメリカ大統領や日本の首相が変わり、世の中の仕組みも変化が激しい」「変わらなければ埋没してしまう」
「変化が求められている。時代に合った新商品(サービス)の提供、組織構成、人事管理が必要。労働環境などを見ると、競合相手は同業者でなく他業界などであると感じる。今、当社は変わり始めている」

などなど、やはり「変化」しなければならないと意識している方が多いようです。

偶然にも2025年は60年に一度乙巳(きのとみ)年

ヘビが「柔軟」「脱皮」の生き物なので、ズバリ「大変化」の一年になると言われています。

〜ということで、変化を恐れず、楽しみながら新しいことに挑戦していきたいものですね。

きっと成長できるし、その分評価もされるでしょう。

いかに謙虚に、前向き毎日過ごせるかが、理不尽への一番の対抗策になるのかもしれません。

信じるか信じないかはアナタ次第、ではありますが、ぜひ2025年を楽しんでくださいませ😊

本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!

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