『ミッドナイトスワン』確かに白鳥達は飛んでいた🦢✨
my note vol 226
DVDで借りました
ずっと観たかったけど舞台やライブで立て込んでいたため借りずにいた映画
『ミッドナイトスワン』🦢
公式サイト(広告動画も)
第44回日本アカデミー賞で最優秀作品賞と最優秀主演男優賞の2冠に輝いた作品です。
「監督」内田英治さん
「凪沙」 草彅剛さん
「一果」 服部樹咲さん
「概要」
草なぎ剛演じるトランスジェンダーの主人公と親の愛情を知らない少女の擬似親子的な愛の姿を描いた、「下衆の愛」の内田英治監督オリジナル脚本によるドラマ。故郷を離れ、新宿のニューハーフショークラブのステージに立つ、トランスジェンダーの凪沙。ある日、凪沙は養育費目当てで、少女・一果を預かることになる。常に社会の片隅に追いやられてきた凪沙、実の親の育児放棄によって孤独の中で生きてきた一果。そんな2人にかつてなかった感情が芽生え始める。草彅剛が主人公・凪沙役を、オーディションで抜擢された新人の服部樹咲が一果役を演じるほか、水川あさみ、真飛聖、田口トモロヲらが共演。第44回日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞し、草なぎも最優秀主演男優賞を受賞した。「感想」
凪沙役の草彅剛さん
今までも本当に繊細な演技をする役者さんだと思っていました。
が、
今回はトランスジェンダーでありながら育児放棄された少女一果を預かり、最初は冷たく当たっていたが、どんどんと彼女を思う母性が目覚めてくる。
そして、、、、
本当に孤独で難しい役をここまで切なく悲しくそして美しく演じきった草彅剛さん。
観ていくうちにググッと引き込まれていき草彅剛は消え凪沙にしか見えなくなる。
一果役の服部樹咲さんは新人ですが、
プロフィールを見ると素晴らしいほどのバレエの実績です✨
(彼女の踊りを見た草彅さんが"キレイ"とアドリブで呟いたぐらい)
役者としては新人、だからこその
自然の演技だったと思うのですが、
要所要所に凄みを感じました。
凪沙とは違う孤独を背負った少女。
バレエを踊る事でしか自分の生きる場所が無い。
友達も一人出来たけど、その彼女とも、、、
そんな二人の孤独と痛みが
不器用な二人だからぶつかりあいながらも、一緒に暮らしていくうちにいつの日か重なり合う。
母になろうとする凪沙
口には出さずとも慕う一果
夜の公園で一果が凪沙にバレエを教えるシーン
本当に美しくまさに
「ミッドナイトスワン」そのものです。
先日観た『素晴らしき世界』
も生き辛い世の中で葛藤に苦しみながらも、もがきながら生きる主人公の話でしたが
過去投稿『素晴らしき世界』....
この『ミッドナイトスワン』も
トランスジェンダーの人達のリアルな問題、子供へのネグレクト問題、嫉妬、暴力、性犯罪などの社会問題が生々しく描かれています。
それなのに、なぜかとても美しい映画。
ぜひ多くの白鳥達の生き様を観てもらいたい映画です🎥
ではまた👋
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