”衝動性や不注意”のあるお子さんを怒りすぎてしまう···どうしたらいい?
こんにちは,umenoです.
「何やってんの!」
「周りみて!」
「危ないでしょ!」
衝動性や不注意があるお子さんに対して,どうしても怒ることが増えてしまう傾向がありませんか?
家族以外でも,園や学校でも同様です
「またですか!?」
「気を付けてください!」
「何度も言ってるよね!?」
こんな声掛けがありませんか?
現場の感覚では,怒ったり,指摘したり,注意したりといったことが増えれば増えるほど子どもの心はひねくれていきます
「そんなこと言っても生活している以上,優しく声掛けは無理」
「危ない場面が多いから怒らないと仕方がない」
声を掛ける側としたらこういった気持ちもあると思います
今回は現場での経験を含め,周囲の大人はどのように気を付けて声をかけていくべきかという点でまとめてみました
不注意や衝動性のあるお子さんをもつ親御さん,教育や療育関係者の皆さまにとって,少しでも参考になれば幸いです
①先手での声掛けが基本
事が起きてからでは,指摘をすることが多くなってしまいます.ただ,何かが起きる前に行動を止めることが良いです.
もちろんずっと見ているわけにもいかないですから,全部では無く,少しでも指摘する量を減らしていくことが大切です
何か起きそうだなと思ったら「あっ!」と声を掛けます.
そこで行動が止まったのなら「えらいね!止められたじゃん」といったように褒めていきましょう
②注意,指摘,怒ること以外の関りを増やす
「自分のことは怒る時しかみてくれない・・・」
こういったことを言語化しなくとも,感じていることがあります
普段の自然な関わりを増やすだけでも,お子さんの心はすくわれていきます
③”大切にしている”という気持ちを普段から伝える
「あなたのことを心から大切に思っている」
そういった情緒的な関わりをしていってください
余裕のある時間帯に少しだけでもかまいません
それだけでもひねくれてしまう可能性が低くなります
まとめ
いかがでしたでしょうか.
子育て,幼稚園や保育園,教育の現場は時間に追われています.その中で大人が心の余裕をもたせることは難しいことも多いです.
しかし,少しでもいいので,お子さんの心を大切にするためにも,上記のことをしていただけると良いかと思います.
本日も最後まで読んでいただき,ありがとうございました.