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子どもが”ウソをつく”時どうしたらいい?
こんにちは、umenoです。
幼児期のお子さんをもつ親御さんから
「最近ウソをつくんです。どうしたらいいですか?」
こういった相談を受けることがあります
「やらないで」と言ったことをやって「やってない」と言う
「食べないで」と言ったお菓子を食べて「食べてない」と言う
などなど、色々あります・・・
どう考えても、「ウソ」とわかってしまうのだが、本人は認めようとしない・・・
「ウソをつくことは良くない」
親御さんもそんな気持ちで叱ったり、本人が白状するまで詰めたりと色々していると思います。
ただ幼児期で「最近ウソをつきはじめた」場合はいろいろ分析した上で配慮してもいいかな?というのが私の見解です.
ではなぜ、「うそをつくのでしょうか?」
以下は私がよく参考にしている文献からの引用です
①記憶容量の未発達のために生じるうそ
②現実モニタリングが未発達なために生じるうそ
③自分を守るためのうそ
④親がうそをつくことのマネ
こどもがウソをつく背景には上記のことがあるようです。
単純に覚えていられなかったり、現実と「こうなったらいいな」が混ざったり、怒られたくないという気持ちになったり、ただ他の人をマネしてみたり。
特に③番に当てはまりそうな場合は慎重に考える必要があると考えます。
ことばが育ち,いろいろと思考ができるようになると,自分にとって都合の良いこと悪いことがよく理解できるようになります.
自分を守るためのウソであっても、相手を傷つけたり、裏切ったりしてしまうものであるならば、それは一般に良くないことです。
子どもにそのことをわかってもらうためには、「良くない理由を説明」することは必要です。ただ、それを理解してもらうためには、前提として信頼関係が成り立っていることが重要だと考えています。
そのため、一度子どもたちに
「そうなのね。じゃあ信じるね」
と一旦引くことも良いと思います
「自分を信じてもらえている」
そういったことは、「目の前の大人を信じてみよう」という気持ちに繋がります
特に重大なトラブルになりにくい幼児期の「かわいいウソ」と思えるうちにこういった対応をしていくことは良いと思います。
繰り返しになりますが、大切なのは信頼関係です.
身近な大人と信頼関係が築けた経験があると,自分のミス,隠したくなることが起きても,素直に謝ったり,「助けて」を言えたりできるようになります.
こういったスキルは生きていく上で非常に重要ではないでしょうか。
本日も最後まで読んでいただき,ありがとうございました.