国語は全ての教科の基盤になる【幼児期から身に着ける文章読解力編】
こんにちは,umenoです.
療育の現場や家庭で勉強を指導する立場として,日々私自身も学びを深めています.
そして,改めて思う事ですが
やっぱり”国語は全ての教科の基盤になる”
ということです.
数学の問題を解いていると,文章が短く直観的に解けるものは時間が掛かりません.
しかし,文章が長くなったり,何かしらの操作をしている場合,解くために時間が掛かってしまいます.
そして,読み落としも・・・
私自身、幼児期や学童期に何をしてあげると良いのか?という問いがあり、そのために高校入試の過去問を解いたりもしますが,文章を読ませるタイプの問題では,上記のような状況になります.
なので,今回は幼児期,学齢期から”文章読解力を身に着けていくためにするべきこと”というお話をしていきたいと思います.
親御さん,教育関係者,療育関係者の皆さまにとって少しでも参考になれば幸いです.
①高校入試問題の傾向(数学の場合)
先程述べた通り、自身の学びを深め、子供たちや親御さんへのアドバイスをするため高校入試の過去問を見たりします。
地域差はあるものの,文章を読ませることが多い印象があります.また,データを読み取らせ,説明を求めたりする問題も散見されています.
私自身で解いていて思うことですが,試験のたった50分の中で,この文章量を読ませて解くためには相応の文章読解力(表現力)が必要になります.
そのため,言われてみれば当たり前,改めて考えると「そうだよなー」っといった感じですが,数学と国語は切り離せません.というより,他の教科も同様ですね.
なので、国語力は早めからつけておいた方がよさそうというのが、私の意見です
②幼児期は丁寧なやりとりから
”基本はやりとり”です.
会話,遊び,絵本の読み聞かせ(相互的なやりとり)
色々ありますが,どれも正しい言葉の使い方で教えてあげてください
「忙しい中で,そんなこと言っていられない」
ということもあると思いますが,”基本はできる時にやる”です.
動画視聴が良い時もありますが,”子どもが言葉の意味もよくわからず,動画で使っている好ましくない言葉”を連発する姿も実際に散見されていますので,注意が必要です.
③学齢期は精読を
学齢期になると音読課題が増えます.
ここでのポイントは”精読”です.
つまり正しく読むこと.
”て,に,を,は”などの助詞を読み飛ばしたり,言い換えたりするお子さんもいますが,これは修正したほうが良いです.
文章の意味がかなり変わってしまうので.
そして普段の会話,遊びの中でも上記のようなことは意識していくべきです.
他にも色々とありますが,”語彙”は増やすようにしていきましょう.
ちなみに自宅では,電子辞書をリビングに置いておくようにしています.
④そして経験すること
文章をいくら読んでも,実際のこととの繋がり,様子が想像できないと読解しにくい傾向があります.大人になると文章が読みやすくなるのは,”経験しているから”ということも大きいのではないでしょうか.
”色々なところに行き,様々な人と接し,沢山の感情を抱くこと”
こういったリアルな体験が,文章読解力や表現力を上げていくことは間違いないと考えています.
まとめ
今回は国語は他の教科の基盤となること,そして幼児期から文章読解力をどう身に着けていくかということをお話しました.言葉関連の記事は他にもまとめていますので,読んで頂けたら嬉しいです.
今回も最後まで読んでいただき,ありがとうございました.