#32 納豆をつくって食べたい!
と思い付いたので、大豆を水に浸けた。
大体翌々日には水から揚げて蒸すのだけど、運悪く(?)タイミング悪く(?)、年度末に浸水させた結果、多忙な流れに呑まれて今日になって作り始める。
豆からしてみれば、「どんなに吸わせてもこれ以上は大きくならんぞ。」というのもいるだろうし、「もう飲めない」と嘆いているのもいるかもしれない。
暖かくなり始めたので、下手に腐らせてもいかんと冷蔵庫で浸水しているので、「寒い寒い」と凍えているのもいたかもしれない。
なんとも気の毒なことをした。
納豆の作り方はこちら。
今回の豆は齊藤さんとこの毛豆大豆ではなく、滋賀県のマキノで買った大豆。
品種はトヨマサリ。小粒の豆だけど、納豆にしては大きい。
大豆と藁(何度も使っている)を一緒に入れて蒸しあげる。
シューシューと言い始めたら、そこから15分。
大豆のほのかに甘い香りが徐々に漂ってくる。
こどもの頃は納豆なんぞ見向きもしなかったのに、気づけば自分で作るようになったのだから、味覚というのは不思議なものである。
鈍感になったからなのか、自分も年齢を重ねてきたからなのか。それとも自分で作れるようになったという愛着のようなものなのか。
読者の方々はこのような体験はあるのだろうか。
まさか苦手でも大好きなものでもない、普通のものを自分で作ろうという好奇心を持つ人がどれほどいるのかわからないけど、自分が変わっているからなのだろうか。
もし納豆が特別好きではなく、大嫌いでもない方はぜひやってみてほしい。
ヨーグルトメーカーと圧力鍋があれば、もうこちらの世界に仲間入り。
市販の納豆ぶっ込んで、タネ菌にもできるから藁は無くても大丈夫!!!
さぁ、僕と握手!(どこで
蒸し上がった豆をヨーグルトメーカーに入れていく。
タネ菌が住んでいる藁と交互に入れて、満遍なく発酵を促す。
なぜ序盤の写真だけを撮ったのか。積み上がったものを撮って、料理番組ではお馴染みの「先に仕込んでおいたのが、こちらです。」といった感じに手順を説明するのが普通では??
こうして豆と藁のミルフィーユができあがれば、あとはヨーグルトメーカーにセットするだけ。
ただし、発酵時間は30時間。下手な時間にセットすると、とんでもない時間に終了時間を迎える。
今回は16時くらい?
明日の22時なら、まぁ許容時間だろう。一度朝6時からなり続け、納豆に起こされたこともあったほどだ。
好奇心に従い、思いつきでやるとこんな悲劇もあるので、計画的にやるのがいい。
(普通考えるよ。
出来上がりを楽しみに、明日は明日でまた新たな好奇心に応えようと、計画を企んでいる土曜日の夜更かしであった。
つづく。
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