「プログラミングが苦手」が、強みである可能性
こんにちは。私が誰かはさておき、早速本題に入ります。
タイトルを見てなんのこっちゃと思われた方もいると思いますが、気楽に見ていってください!
結論
もう早速結論行きましょう。
プログラミングが苦手な人は、抽象レベルの思考が得意な可能性があり、意思決定などのマクロな視点での仕事で強みを秘めている可能性があります。
考えてみてください。プログラミングって具体の極地じゃないですか。
プログラミングが得意な人というのはある種、職人気質な人も多いワケです。
手を動かす事が好きだったり、一切のごまかしが効かない領域で勝負するのが好きな人にはめちゃくちゃハマる可能性が高いですよね。
一方、プログラミングが苦手な人もいますよね。
我こそはプログラミング苦手王だという人は、それの「何が苦手なのか」を考えてみると、面白いかもしれません。
単純に頭が疲れるとか、具体に興味がないとか、そもそも学ぶ動機が薄いとか、色々あると思います。
中には、プログラミングをやっている途中で思考がどこかへ飛んでいっちゃう人もいるのではないでしょうか。私もそれです。
手を動かしている途中で、「これを活用すると何が出来るのだろう」とか、もっと内向きなものだと「今自分は本当にこれを頑張るべきなのか」とか、そんな感じです。
こういう人はまあプログラミングには向いていないでしょう。
その点で、これは一種の弱みです。
が、弱みを弱みのまま終わらせるのは「普通過ぎてダサい」ので、一捻りを加えてみましょう。その結果導き出される結論が、先述のものです。
ここからは抽象度にフォーカスを当てて、なぜ抽象度を上げる事が大事なのか、そして抽象度を上げるために役立つ本を、私青木が今まで読んだ中から紹介します!
抽象度を上げる事が重要な理由
いい小見出しが思いつきませんでした。
また早速結論を言うと、例えば執行役員レベルに上り詰めるには、マクロな視点で意思決定をする能力や、3桁規模の人間をマネジメントする能力が必要だからです。こういった能力はビジネス書に並んでいるスキル本では身につきません。
そんなもん読んでる暇があるなら岩波文庫を読みましょう。
すぐに手に入る知識はすぐに陳腐化します。
いつ役に立つか分からない知識は、思いがけない場面で思いがけない効力を発揮します。
具体に執心している人はある程度のところで頭打ちが来ます。
抽象を磨く人は思考に厚みと多角性が増し、それにより視座が高まり、高度な意思決定を高い確度で出来るようになり、おまけに人を惹きつけます。
しかしながら抽象ばかり大事にしていると、それはそれで問題です。
具体と抽象の行き来にこそ真価があるとだけ、覚えておいてください。
抽象度を上げるためにおすすめの本
そもそも人からおすすめされた本って面白くないので、自分の足で書店に行って欲しいんですけど、そんな中でも歴史上多くの人に読まれてきた本を一応紹介しておきます!
いずれも私、青木が実際に読んだ本です!
①『自省録』
この本はローマ五賢帝時代、最高の皇帝とも呼び声の高いマルクスアウレリウスアントニヌスの手記をまとめた本です。2000年も前の皇帝が書いた本を、我々の母国語で読めるなんて、素晴らしいですよね。
もちろん他の言語圏でもずっと読み継がれてきました。つまり、それだけ「人類にとって普遍的なこと」が書かれているというわけです。
今は情報が溢れかえっている時代です。本質を見失いがちで、自己否定に陥りがちで、人生を通じて自分が何を成すべきなのかも、分かりにくい時代になりました。
そんな現代に生きる僕たちにこそ、この本は刺さります。
私青木にとっても、人生の指針となっている本です。
「ミステリという勿れ」という漫画にも確か登場していた気がします。
(間違ってたらごめんなさい!)
②『具体⇔抽象』細谷功
もうタイトルに抽象って入っちゃっていますもんね。
これも本当に素晴らしい本でした。この本は、ビジネス現場で起こりがちな上流と下流のコミュニケーションミスマッチを軸に書かれています。じゃあビジネスマンにしか必要じゃないの?と聞かれれば、答えはNoです。
就職前の学生だろうと、高校生だろうと、若いうちから抽象と具体を行き来するスキルを磨いておいて損はないです。
この本は具体例が分かりやすいですし、度々登場するワークを通じて具体と抽象を行き来する力を高められます。
ライブドアやZOZOといった企業を渡り歩いてきたアクティビスト投資家の田端信太郎氏も、「ビジネスは具体と抽象を行き来すること」とおっしゃっていました。
どんな形であれ、働いている人やこの先働く人には不可欠なスキルです。
この本から、具体⇔抽象ライフを始めましょう!
他にも『メモの魔力』や『0秒思考』なんかもおすすめです!
この2冊の話をすると語りたいことが多すぎて文字数がとんでもない事になるので、今回は割愛します笑
抽象度を上げることは、根本的な人としての能力=「人間的力量」に直結します。
もし学生の方でこの記事を見ている人がいるなら、今のうちから着手することをお勧めします!ですが今ビジネスマンとして働いていらっしゃる方も、全く遅くはありません。今回お話しした能力は、実はマネジメントスキルにも直結します。長期的なキャリアを見据えて行動したいあなた!
ぜひ今から、抽象度を上げていきましょう!!