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【贅沢過ぎる副産物】大豆の茹で汁のスープスパ
年がぬるりと明け、新鮮なような見知ったような1年がはじまった。2日の日に早速トラブル。スーパーのレジに並んでいる間に財布を紛失したことに気づき、財布を持たずうろたえる大男をレジのおばさんにお披露目した。
その後、ウォーキングしてきた道を引き返すが見当たらず、もう一度スーパーに訪れたら誰かが届けてくれていた。ありがたい。出鼻を挫かれたようでいて、いきなりおトクな気持ちだ。道を引き返したぶん余計に歩数を稼げたし。
さて、いつかやりたいと思っていて、まぁ来年かなと踏んでいたのだが、突発的に「いや、今だ」と思い立ち、味噌仕込みにチャレンジ。ネットで材料や道具を一式揃え、せっせと取り組んでみた。その様はまた別記事で書きたい。
今回は、味噌作りの副産物である大豆の茹で汁を使ったスープスパレシピを考えてみたので、よろしければ参考にしてください。
ほかにはない奥深さ。手間暇の味がする。
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味噌を作るとなると自ずと大豆を茹でる。はじめての味噌作りだから勝手がわからない。大豆は丸1日水に浸してから4時間ほど茹でる必要があるのだと。
子どもの頃は気になりすぎて何度も触ってカブトムシを弱らせてしまったが、大人になった私の愛の対象は大豆である。折りを見てその様子をチェックはするが、頭が水から出ていたら少し水を足してやるだけだ。必要以上に干渉はしない。
「愛するということ」に書かれていた。「愛とは愛するものの生命と成長を積極的に気にかけることである」と。気にかけるのだ。
いざ茹でる段になるとまぁテンパる。思ったより鍋が小さくて吹きこぼしたり、鍋を2つに分けたりしながらなんとか茹でる。その苦労のご褒美かのようにキッチンにはほんのり甘いかおりが漂っている。
しかし、ご褒美がちょっと少ないではないか。この苦労が報われるのは次の冬なのだ。味噌はそれまで寝かさないといけない。そんなのあんまりじゃないのと思ったとき、茹で汁の存在を思い出した。塩をぱらりと振って飲んだらとびきりうまかったのである。
味噌を待ちきれない人、すぐに成果がほしい人には、この茹で汁を使った早弁感覚で食べられるスープスパをおすすめする。仕込みでくたびれた体に染み渡るよ。
材料
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材料は言ってしまえばパスタと大豆の茹で汁。あとは好みの具材を加えてください。
材料
パスタ 100g
大豆の茹で汁・水 合わせて600mLほど(私は茹で汁500mL・水100mLで作りました)
塩 小さじ1.5
お好みの野菜(今回は白菜を使用)やハムなど
オリーブオイル 適量
作り方
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茹で汁でパスタを茹でたら完成します。火の通りにくい食材を加える場合は、パスタを入れる前にあらかじめ加えてしばし茹でておいてください。
作り方
1 大豆の茹で汁と水を沸騰させ、塩小さじ1.5を加える。
2 具になる野菜やハム・ソーセージなどとともにパスタを茹でる
3 器に盛って、オリーブオイルを1垂らしして完成
レシピのポイント
茹で汁に水を足す
茹で汁に水を足す
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茹で汁にかなり粘度があり、パスタからもとろみがでるので、水を加えたほうがよいと思います。私は茹で汁500mLに対して水100mLで作りましたが、かなりいい感じの粘度に仕上がりました。
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啜り切ったのち、スープが余ったので、もう一度雪平に戻し(1人ですから…)豆乳と冷やご飯を加えて煮てみました。これまたとろりと滑らかでとてもおいしかった…。